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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

小平の家 半年点検 Column198

2018-04-27

小平の家 半年点検

小平の家も住まい初めて早半年(正確には2ヶ月ほど過ぎていますが。。)ということで、半年点検に行ってきました。

私たちは、住まい手に引き渡してから、半年、1年さらにその先と定期点検を行っています。

 

これは、半年という時間を経て、ある程度風雨にさらされた外壁屋根。住み始めて水蒸気が発生して室内に不具合がないか。を細かく確認するために行います。

 

半年住んだ、住まい手の感想。

・これまでは季節の変わり目に子供がよく風邪をひいていたのがなくなった。

・冬用厚手パジャマが不要

・家中 温度差がないので、移動が楽。

・真冬でも日射がある時はリビングが陽だまりの様になり、そこで本を読む時がとっても気持ちいい。

などなど 概ね安心できるご感想。

 

実際、温度・湿度は竣工時から『おんど取り』でモニタリングしていますが、

20℃50%という快適温度帯をベースに1日を通じて、下は19℃位から日射が入る時間帯は24℃くらいの間を行ったり来たりしています。

3月頭からは空調を切って常時無暖房でほぼ20℃±2℃をキープしています。

湿度は、少なくなりがちなので、加湿器で、50%を狙って加湿する。という運用をしています。

 

そしてもう一つ、実は大切な事があります。

それは、住まい始めて、打ち合わせ時には意欲的に『これだ!』と思ったことも、暮し始めてみるとこれまでの習慣から、『やっぱりこっちだったかも』という細かいズレが出てきます。これを確認して、修正可能なものは修正していく。

どちらかと言うとこちらの方を大切にしています。

 

例えば、収納。

そこに入れる想定をしていたモノをそうではなかったモノ。

打ち合わせ時に『暮しの動線』をシミュレーションして位置と量を決めています。

例:帰宅して、カバンを下ろして、着替えて、手洗って、おやつかな。宿題かな。

とその順に合う様に収納の場所と量、棚の位置を設定します。

 

ところが、暮して見ると、『宿題が終わったらすぐにカバンに入れておくから、制服とカバンの位置はここの方が都合がいい』という様なことが起こります。

それを『ではこの収納の棚板の裏にハンガーパイプをつけてカバンと制服が吊れる様にしましょう』『不要になれば、また棚板に戻せます』

という様な調整を我々が提案しながら整理していきます。

 

この調整は先々では、我々実務者ではなく、住まい手さんにこの役割を引き継いで我々はフェードアウトしていくことが理想ですが、まず1回目(半年点検)は、我々が一緒に確認し、調整する様にしています。住まい手にこの役割を引き継いで、住まいをカスタマイズして行って頂く訳ですが、こうすることで、住まいに対する愛着と同時に細かい部分に関心を持っていただくことで、

『不具合箇所の早期発見にもつながる』というメリットもあります。

 

住まいは工事がゴールした時に本当の使命がスタートします。 

そして『住まいの伴走者』も我々実務者から、住まい手にバトンタッチされます。

こうすることで、今後住まいに関わるみんなが関心を持って関って頂きたい。

 

これが半年点検のもう一つの大きな意味です。

次の1年点検の時には、さらに住みこなされている様子が見れることが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

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