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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

植栽・外構計画

2018-10-15

Greenの癒し効果とは Column219

Greenの癒し効果を考える

今年の夏は、植栽にとっては、本当に過酷だったっと思います。

北大阪でも、40度を記録する日があり、『平熱以上の37度』ではもはや、驚かないレベル。

 

瀬戸内海で釣れる魚の種類が変わり、『異常だ』と言っている頃、

陸地でも同じく植栽の植えられる種類がどんどん北上していて、亜熱帯に近づいている。

という話を植木屋さんから今年はよく聞きました。

災害元年とも言われる今年、来年以降もこの状況は続くことでしょう。

私は木を選定するとき、なるべく植栽地とよく似た気象条件の畑で育てた木を選ぶ様にしています。

植栽の方からすれば、ある日突然植る位置が、今までの環境から新しい植栽地に変わるわけなので、なるべく日当たり・気温は同じ位、もしくは少し楽になる様なエリアからだと植物に掛かるストレスも少なくなる。という考えからそうしています。

植え替え時期が木の休眠期(冬場)にするのも、このあたりの配慮からですね。

植栽は、冬眠する動物と同じで、春先から活動期に入ります。活動期に根の先に白い新しい根をつけます。その根を切ったりしないためにも、冬眠気に移動させます。

活動期になったら新天地で目一杯『白い新しい根』を伸ばし水を吸い込む。

ということで、その土地で活着していきます。

なので、植えて1年目の夏は、完全に根付いてしまう前の非常に心配な時期で、、これを超えるかどうかが大きな境目となります。

 

植栽は住まいの中で、特にお引き渡し後が本当のスタートで、そこから日当たりによって、剪定によって、そして何より住まい手と私たちの共同作業によって良くも悪くもなる一番難しい部分です。

 

なので、『放ったらかし』ではなかなか、うまくいきません。

水だけあげれば良いかというとそうでもなし、ホント難しい対応です。

 

でも、大丈夫です。

最近も住まい手さんからのご質問にお答えしたのですが、

一番大切なのは、

『庭を気に掛けていただくことです』

眺めていて、水やりをしていて、『最近何かおかしい』と思ったら、ご連絡をいただく。写真を撮って送ってください。と言ってます。

 

起こっている現象が何かは分からなくても、『前とは違う』ということを言っていただくだけで。その後は全く変わります。

 

物言わぬ『木や植物』が相手ですが、『気(木)に掛ける』という意味では人と人のつながりと同じで、気にかけていれば、異変があれば気づきます。早期発見、早期手当で救出できる。

『人と同じ』です。

忙しい時間の中、コーヒーを飲む時間だけでも庭に出る様な文字通り

『Greenとともに暮らす』

生活をされている住まい手さんは、

『庭を見るたび新しい構想が湧いて

忙しい毎日の中で、とても大切な癒しの時間』

とおっしゃいます。

全てが思う様にならない『物言わぬ庭・Green』だからこそ、探究心が刺激され、うまくいったときの喜びと、大きな癒し効果があるのではと思ったります。

 

これからは少し肌寒くなりますが、ブランケットを掛けて庭に出て、ワインを飲むのが

至福の時間。だとおっしゃいます。

 

私の手を完全に離れ、住まい手と庭の進む様子を後ろで見ているのも

『設計者として素晴らしく幸せ』だと思った休日でした。

ホント単純に羨ましい、です。

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