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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

これから必要な住宅性能とは Column218

2018-10-01

台風24号の台風一過から考える

台風一過の関西は、今日は穏やかな天気。

今回の台風24号は前回の台風21号に比べ、比較的雨、風とも少なめで、被害も少なめではなかったでしょうか。

 

しかし、まちなかは6月の大阪北部地震、台風21号の爪痕が大きく、未だかけられたブルーシートは、風にあおられ、すり切れるほどになって、修復工事は一向に進まず。。という状況です。

 

『今年は災害が多い、夏は猛暑、地震に、豪雨災害、台風』

『今年、異常だ!』

という話をよく聞きます。

 

しかし、これ今年だけではなく、今年の様な状況がこれから続く。

今年は、その始まりの年。という様にも思います。

 

『地球温暖化』最近よく聞く話ですが、これは、私たちの生活とは、無関係の地球規模の話。と思っていませんか?実は暮らしと大きく関係があります。

 

暮らしに近いメカニズムからいうと、

『暑いからエアコン、寒いからストーブ』

『発電や直接燃やす大量の石油、石炭』

『大量の二酸化炭素、他が地球に熱の膜を作る。ビニールハウス効果』

『空に溜まった熱が逃げなくなる』

『太陽の熱で、さらにハウス内の温度が上がる』

『これが地球温暖化』

 

この地球温暖化が、直ちに日本で起こっている台風災害と直結するかといえば、慎重な議論が必要ですが、温暖化によって、海水温度が上昇すれば、蒸発する海水量が増え上昇気流と大きな雲が発生する。ルートはその通りです。

 

では、私たちの暮らしのどの部分を『気をつける、改善』すればこのルートを変えることができるのでしょうか。

 

それは、一番最初の

『暑いからエアコン、寒いからストーブ』を改善することです。

 

そして、これが、

決して、決して

『我慢をする』ということではない!

ということです。

 

夏の暑いさなか『電力需要急上昇のため節電のお願い』という話をよく聞きました。

それを『そうね、もったいないから』と『エアコンを弱やOFF』すれば、どうなるでしょうか?

 

これが、ビニールハウスの中でエアコンを切ってください!と言われれば、そんなことできるはずがない!!と言われるでしょう。

 

しかし、無断熱の家の中でエアコンをOFFすることはこれとそう変わりません。

事実、今年の熱中症患者の内訳を

総務省消防庁の統計から見て見ると

発生場所ごとの項目(構成比)

総帆走人員数513人

住居が25%公共屋外の23%より多く

年齢別では、

年齢区分(構成比)

総帆走人員数513人

65歳以上の高齢者が47%と約半数

を占めています。

そして、地域別で見ると、

 

都市圏が圧倒的に多い。

グラフは総務省消防庁のHPより引用。住居の定義は敷地内です。

これは、密集することによる、二酸化炭素発生量のかたよりとの関係が多いという結果ではないでしょうか。

しかも高齢者が多い部分は、『我慢』によって暑さをしのごうとした結果、気付いた時には『熱中症』ということではないでしょうか。

 

流石に、今年の酷暑には『エアコンをつけて命を守ってください』

と呼びかけられていましたが、エアコンを切れば『命が危ない住まい』って、どんな住まい?って思いませんか。

あながち、『ビニールハウス≒住まい』も飛躍しすぎとも言えないのではないでしょうか。

 

被害に遭われた皆様には、お見舞い申し上げる以外ありませんが、

技術者として状況を見た時、これからますます、住まいづくりは基本性能が大事であると、思いをあらたにします。

 

では、『我慢』じゃなくてどうやって適温で過ごすのか?

これを他の例で言い換えてみます。

この時期『運動会』でお弁当持って行きますよね。

朝作ったお弁当、食べるのは昼。場所は屋外。

どうやって保管しますか?

天気のいい運動会の日、炎天下に野ざらしにはしませんよね。

日陰に置きませんか?保冷バックに入れて、保冷剤入れて、ファスナーをしっかり閉めませんか?

 

これは暮らしの知恵として、当たり前にやっていること。

住まいもこれと同じなんです。

住まいは常に炎天下にさらされています。

断熱材のない壁や窓からは、太陽熱がどんどん入ります。

夏場、窓から入る熱はコタツのヒーターと同じくらいの熱量です。

夏場の窓辺でコタツ・・・・・。 ありえません。

 

なので、お弁当と同じで

窓は熱を通しにくいペア、トリプルガラスを樹脂、木にセットした窓。

さらに日傘の代わりに、太陽光線を遮るブラインド・ガラリ戸、

壁は、断熱材を計算によって求めた適量の断熱材。

をセットすれば、先ほどのお弁当と同じ。

室内環境は、大きく変わります。

そしてこれは計算によってキチッと求めることが可能です。

↑ここがとても重要!

 

台風被害も台風発生を直ちに止めることはできませんが、備えることは可能です

先日の台風で被害にあった建物を見ていると、築浅の建物もありますが、その多くが築25年以上の建物の様に思われます。

これを、住まい手の暮らしに置き換えて見ます。

 

新築の住まい建てられる年齢は、30代から40代が多く、

仮に、新築時の年齢を35歳とした場合、

 

築25年で60歳

築30年で65歳

これは、住まい手が、そろそろ第2の人生を考えられる年齢ではないでしょうか。

 

そこで、この被災。

となってしまうとそこから先の計画は大きく変わります。実際にこのケースに当てはまる方も多いと思われます。

 

暮らしの器として機能してきた住まいが、まだこれから使える資産となるか、負債として残るか、は新築時の選択が非常に重要です。

新築時のイニシャルコストは、大変重要ですが、その時点での金銭的最適化を重視するあまり、性能面やその後の維持管理に関する観点が後回しにされては、この様な事態に大きな出費を伴うことになってしまいます。

 

新築時に、耐震等級3、劣化対策、断熱性能を的確に計画していれば、被災時の状況は大きく変わります。しかし、住まい手として、それを勉強してチョイスする。というのは、なかなか難しいと思います。

 

我々、実務者が住まい手から望まれるからではなく、当たり前の仕様として

耐震、劣化、断熱性能は 明示し、実務者として最適化した仕様

ご提示することが重要だと思いますし、住まい手からはその性能が明示できるできないが選ぶ指標の一つとして重要だとも思います。

 

劣化対策3+α

耐震等級3

維持管理等級3

断熱性能はHEAT20G2グレード

(長期優良住宅の仕様は耐震等級2、省エネ等級4です)

が必要だろと私は思っています。

 

自然災害は、こないことが一番です。しかし、南海トラフをはじめ、高い確率で発生すると言われる地震。そして、これから台風は、21号程度の大きさになっていくことを前提に、建物の仕様は決める他ありません。

 

台風一過に思うことは、安堵ではなく、アップデートすること。

と思った、台風一過の1日でした。

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