住まい手の想いに寄り添い
納得いく予算で
浮かび上がるカタチを磨き上げる


住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

2017-10-31

小平の家の色々 Column156

小平の家の様々。

『小平の家』の日本エコハウス大賞の 受賞に際したくさんの方々から、お祝いいただき

身にあまる光栄で大変ありがたく、今後の励みになっております。

ありがとうございます。

 

せっかく、南の大開口の写真を褒めていただいたので、昨日の写真のその後。について

本日は続編的に書いてみます。

 

エコハウスにとって、南面から取り入れる 

日射は『冬の自然の恵み暖房』に欠かせないものです。

ただ、一方で春から秋にかけての直射日光がガンガン入ることで、

『暑い~!』となる季節には、その日射を程よくカットする必要があります。

暑い夏に麦わら帽子を被ると快適になるのと同じです。

 

間違っても、夏場、窓を全開して部屋内でサングラスをかけて過ごす。

なんてことはしてはいけません。

 

じゃあ、具体的にはどんな方法があるのか。

昔(今もですが)日本には、『すだれ』『よしず』という非常に安価で、性能も素晴らしい

日射遮蔽装置があります。

 

これが問題なく使えるならそれでいいのですが、例えば、2階のサッシ、1階でもすだれをかけることで、使い勝手がちょっと変わっちゃうんだよね。。 という場合、

写真のような、『外付けブラインド』や『ガラリ戸』があります。

 

機能的には、申し分ないのですが、ただ、先ほどの『すだれ』『よしず』のコスパに比べると、随分と高価なわけです。

そこで、『じゃあ、高いからやーめた』というのも選択肢としては、正しいわけですが、

 

他の回答として、『じゃあ、取り付ける箇所を絞って1箇所だけにすれば、全体としては安くできるのでは。』と私は考えました。

 

この外付けブラインドは、電動で、上げ下げはもちろん。羽の角度も手元のコントローラーで自由に調整できます。

こんな風に動いてくれると住まい手さんとしては、日射遮蔽がお手軽にできて、結果として

住まいの環境向上につながる。ということになります。

 

我々、意匠設計者はともすると、『制作』や『受注生産品』ということに対するハードルが低くなりがちです。

ただ、それを積み上げてしまうと、それは、大きなコストとして住まい手に戻って来ます。

 

その点を少しでも軽減するために、使うべきところには使う。ただし、箇所はなるべく少なくできるよう、それはプランニングでフォローする。

 

そんなことにプランニングのスキルが使えると、これは非常にいい活用法だと思うのです。

 

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