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一級建築士事務所 Eee works
建築探訪 | 西方里見
道の駅 ふたつい
設 計:設計チーム木 協同組合
竣 工:2018年
1月16日、17日に秋田県能代市の建築家 西方里見先生を訪ねました。西方里見先生といえば、
『高性能住宅の祖』
私をはじめ多くの設計者が、先生の著書を片手に高性能住宅の設計を勉強したような方です。
先生を訪ねられたこと、また多くの物件、現場を見学させて頂く機会をいただきましたことまずお礼申し上げます。
そのなかでも、『道の駅ふたつい』の先生の取り組みに私は大きく感動しました。
日本の地方都市はこれから数十年で人口が半減すると言われています。
人口減少+就労世代の都会流出
=地方の税収低下
=住民サービスの低下
化石燃料の購入=地方にお金が残らない。
公共の大型建築=都会のゼネコン
=税収は地方に入らない。
これが、日本の地方の現状だと思います。
秋田県能代市は人口約54000人。
全国で約790市ある市のうち、
約480位の一般的な地方都市です。
その能代市で、現状の道の駅『ふたつい』がインターチェンジ用地となるため建て替えることとなり、西方先生が関わる今回の計画となったそうです。
地方の大型建築は、都市部の設計事務所、都市部に本社のある大手ゼネコンが担当。
特殊材特殊工法を使いその製造、施工は、地元以外。地元の業者は下請け、孫請け。
こういう図式が多くないでしょうか。
これでは、地方の富(お金)知見は地元に残らず、県外(都市部)に流出します。
しかし、出来上がった大型建物を維持するのは地方の資金。
これでは、いつまでたっても地方は豊かにならない。
この図式が『道の駅 ふたつい』は大きく違います。
材料:秋田の地元材
(優良な秋田杉)
製材:能代の製材所
請負:地元の工務店
工事:地元の職人
これで構成されています。
これだけの大きな空間を構成する木製トラス梁は特殊な継手、木+異素材での構成が多く、在来工法、地元の業者では取り組みが難しいところです。
しかし『二ツ井道の駅』は
特殊な工法は用いず、
在来の平易な継手。
材の長さも地元の一般的な製材寸法から逆算した寸法で設計されています。
まさしく、地元の優良な材を地元の製材所で製材し、地元の職人で作るために、高度な構造設計技術。
一般的な設計ルートとは逆の発想だと感じました。
そうすることにより、
地元の山が有効活用される。
地元の製材所が今ある技術で稼働する。
地元の職人が、地元で仕事ができる。
地元で、雇用と消費が生まれる。
地方都市がこれから参考となる、大きな可能性を感じました。
その後訪れた地元製材所『くどうはじめ材木店』の工藤専務が今回の取り組みを語る誇らしい表情が、すごく印象的でした。
『先生の設計で、山をいじめず我々の材が活かせる。これはありがたい。』
ぐっとくる言葉でした。
還暦を過ぎられた西方先生は、まだまだチャレンジングな姿勢を崩さず、地方を地元を諦めない姿勢に大きく感動しました。 私もこうありたいと思ういい旅となりました。
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