住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
大手ハウスメーカーの耐震等級一覧をまとめました。
2016年4月14日熊本地震発生 その後の国土交通省の調査で、新耐震基準に適合した建物の約9%が倒壊・半壊。一方耐震等級3の建物はほぼ無被害で、京都大学竹脇出教授をはじめ構造の専門家検証で熊本地震のような震度7の連続地震には、基準の1.5倍の耐震強度『耐震等級3』が必要との検証結果が出ています。
この状況を踏まえEee worksでは、建物の耐震性は、『安全な暮らしの器』としての必要最低条件と考えています。よって
『耐震等級3等級を標準仕様』と考えております。
住まい手の思いからプランを作る小さな設計事務所だから出来ることでもあります。
ここで耐震等級とは、
1~3の3段階で、数字が大きくなるほど耐震性能が高いということで、
耐震等級1:建築基準法で定める耐震基準を満たす最低ライン。
耐震等級2はその1.25倍。
耐震等級3はその1.5倍の地震に耐える強さを示します。
なるほど。と分かった様でわからない。。
では、基準となる耐震等級1の定める強度とは、
・数百年に一度発生する地震(およそ震度6から7)に対して、倒壊・崩壊しない。
・数十年に一度発生する地震(およそ震度5程度) に対して、損傷しない。
という基準で、耐震等級1は震度5までなら損傷はないが、6以上の場合、損傷が発生する可能性がある。と言い換えていいと思います。
今後30年間の間の地震発生確率が、
東海地震87% 東南海地震60% 南海地震50%など、いずれも甚大な被害が予想される大地震がいくつもあります。
こうなると、『耐震等級3』以外ありえない?ということになってきますが、
この耐震等級には、『住まいの間取り』が、細かくは壁の量、床の有無と繋がりが大きく影響します。
大手ハウスメーカーでも、『実棟実験』の資料映像 は大きく扱っていても、
『耐震等級3を標準仕様』とすべてのメーカーページで記載しないのは、間取りに大きく左右されるからで、それでも『耐震等級3を標準採用』と記載のハウスメーカーは総合的な計画で、耐震等級3を満足できるという自信の表れという事なんだと思います。
そこで、『住まいの耐震等級』という点に絞って大手ハウスメーカーの比較一覧を作成しました。
調査方法
・ハウスメーカーホームページで耐震性のページ内に『耐震等級』についての記述の有無の確認
・長期優良住宅対応の記載ページ内に『耐震等級』についての記述の有無の確認
・『住宅みちしるべHP』の調査資料を参照
http://www.towntv.co.jp/2009/11/post-24.php
※上記以外のHP、ブログでの『耐震等級』の記載に関しては参考程度としました。