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住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

2017-06-21

6畳間を考える Column105

6畳間について考える

『子供部屋は6畳が、2間で・・・』

ご要望でも、また設計者からの話からもよくある話の一コマだと思います。

この『何畳』という基準について実は、私たちはあまり重視していません。

 

確かに、一般的に部屋にまつわる あらゆるもの、

例えば、エアコン、ラグマット、ベッド、などなど。目安として『何畳用』と表記されているし、非常に一般的な広さの目安になっています。

 

実は、そこがあまり良くないのでは?と思っています。

この「何畳」という単位、「たたみ何枚分」ということでして、しかもそのたたみの大きさは、地域によって、建物のタイプによって、バラバラなんだということ。ご存知でしたか?

 

国内で、いろんな地域にお引越しされた方は経験があるかもしれませんが、

実家で使っていた6畳用のお気に入りのラグマット。進学の時にマンションに持って行ったら入らない。。同じ6畳って書いてるのに・・。また、実家の6畳間は私の部屋より大きい!

 

こういうことが起こります。これは、バケツ一杯とコップ一杯を同じく「一杯」と言っているのと同じ事が起こっています。別のいい方『何リットル』と単位を言い換えれば全く違うことになるのに、「何畳」という単位はこういう事が起こる、勘違いしやすい単位なんです。

 

ということで、私たちは、「何畳」という単位をあまり重視していません。

何平方メートル(㎡)という単位で考えています。

 

また、子供部屋についていうとその部屋の使い方をどのようにするのか。

本質的に考える事がたくさんあって、その結果必要な広さやカタチが決まると思っています。

 

・基本的に子供部屋はお昼は留守の部屋になっています

・部屋で一人で過ごすことを前提としたスペースとする?

・勉強はリビング?、一人でお部屋?また、受験期はやはり部屋?

・リビングでいつもは皆と過ごし、寝る時だけ部屋に戻る?

・着替えは自分で片付ける様に自分用の収納棚を部屋に設ける?

・そもそも子供部屋の居心地をよくすること自体どうなの?

・今は、お子さん2人一緒に寝ますよね?

・子供が巣立った後、その部屋の使い道は色々考えてる?

 

など、親としてお子さんとの関わり方、教育的な面、将来の事。など本当はたくさん先に考えることがあって、それを考え尽くした結果として、必要な広さとカタチが決まる。と思っています。

 

その結果として、『6畳』。ならそれはもちろん否定はしないのですが。。

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