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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

2017-10-17

間仕切りを考える 2 Column151

初めて連載の様な書き方をしてみます。

 

さて、昨日に続いて、間仕切りについて。ですが、

『一定以上の性能』が間仕切りの考え方を自由にする。

という点から続きを考えてみたいと思います。

 

『一定以上の性能』これは、温熱性能のことです。

言い換えれば、『温度差のない空間ができる性能』ということですね。

 

例えば、間仕切りのない空間で従来の様な家だった場合、

 

『広い=寒い → 狭く間仕切る → 

狭い方だけ暖房 → もう一方は使わない』

 

こうなることが多いのではないでしょうか。

これが、使う部屋だけ居る時だけ、暖房する性能の低い住まいの暖房方法です。

居る部屋は暖房によって、23℃くらいに暖まるけど、廊下やいない部屋は吐く息が白いほど寒い。

自ずと、暖房機器の数、運転時間によるランニングコストから使う部屋が制限されます。

これは、間仕切り方の決定権が、使う人の使い勝手ではなく、『住まいの性能』によって

決められていると言えます。

 

ところが、住まいの性能が暖房運転しなくても、又は、少ない暖房器具で、家中20度を下回らない様な温度差のない住まいになったら、どうでしょうか。

家中が冬でも大きな温度差のない、春の様な陽気になったらどうでしょうか。

 

冬から春を迎えた様に、冬でも住まいの中での動きは軽くなり、家中ストレスなく動き回れる様になるのではと 思います。

 

『一定以上の性能』とはこの様に、家中一定の温度を少ないエネルギーで、保つことができる性能だと思います。

 

温度差をなくすための方法はいろいろあります。

大切なのは、どの様な方法(暖房)であれ、どれくらい運転すれば温度差なく過ごすことができるか計算によってそれを求め見える化している。ということではないかと思います。

 

住まいの中が常に小春日和の様な空間になれば、昨日の『自由な間仕切りの考え方』の主導権が、住まいの性能ではなく、暮らしや家族の考え方に移るのではと思います。

 

限りある住空間。

冬は使わない部屋。夏は暑くて入れない部屋。これは、もったいないと思います。

家中隅々まで常に使いきれるということも、計画する上で、非常に重要な性能だと思います。

『一定以上の性能は、住まいの計画を自由にする。』ということの様です。

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