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住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

想い出再生の家(フルスケルトン高断熱改修)WEB版着工Columun30

2015-12-26
想い出再生の家(フルスケルトン高断熱改修)WEB版着工です
「高齢期の奥様と息子家族の同居の為、築25年の木造住宅をリフォームする」
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お話を頂いたとき、奥様お一人暮らしご主人様は数年前に他界されていました。
息子様ご家族との同居をきっかけに「今の住まいを考え直したい」。
当初奥様は「新築もやむなし」とのお考えだった様です。しかし、ご主人様との
ご苦労、想い出、想い入れが、聞くにつけひしひし と伝わり、私の中では
「何とか改修で残せないものか」と思った最初のヒアリングでした。
 
建物は
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コンクリート基礎兼ピロティーの上部に木造2階建て、築25年、土壁、土葺き
アルミサッシ+シングルガラス、小屋裏換気で棟換気なし、床下通気あり
そして無断熱。
 
残念ながら、築30年前後の木造住宅では”よくある”仕様です。
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ヒアリングの中で、冬場は北東のキッチンは朝5℃。石油ファンヒーターを2台、
30分間強運転した後、朝食の準備が始まる。
程度の差はあれど、これも” よくある光景”。これをどうにかしないといけない。
 
現状は奥様一人暮、ここに息子家族4人が加わり暮らすことになり、暖房需要、
給湯需要の増大は必至です。ここで無対策の場合、暖房機と給湯器は現状の
奥様一人暮らしよりも少なくとも5倍以上は運転するということになります。
 
将来にわたり、変動リスクを伴う燃料代を払い続けることになるのです。
そして、暖房費を圧縮する為の「我慢」をされる事も予想できます。
 
貴重な資金を無選択に燃料費とせず、意志を持って夢ある改修費用に使う為の
断熱計画。また、我慢せず、快適に動き回れる「住まい」を実現するべく
取り組んでまいります。
 
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改修工事の為、現状の条件をまずは受けなければなりませんが、
この「住まい」南北に長い敷地で、南側には平家建物(施主様所有)寄って南の
日射の疎外物なし。やり方によっては、大幅な温熱環境の改善が見込めます。
ここが改修の大きなポイントになりそうです。
まずは、燃費ナビで、温熱的な現状把握ですね。         つづく
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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