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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに植栽・外構計画

2026-03-21

桜の家 祝上棟 column414

桜の家 上棟

風景を切り取るための『理』と『情』

 本日3月21日

『桜の家』の上棟式を執り行いました。

計画の始まりは24年の4月下旬ころ。目の前の公園の桜はすでに葉桜でしたが

この桜が満開の時に家の中から眺められたら

『さぞ美しいだろう』と直感した

ことを鮮明に覚えています。

もともとハウスメーカーでの家づくりを検討されていた住まい手さま。

敷地の向かいの桜並木から住まいを考えるという

発想に共感いただき計画を進めることになりました。

 

■『美しい景色』vs『現実問題』

しかし、『桜の窓』を実現するためには色々と難問もありました。

まずは、前面道路の電線です。

せっかく桜を見る開口を設けても、通常の階高で

設計すると、ちょうど窓の中心に電線が横切ってしまいます。

これは桜を窓いっぱいに埋める『額縁』のような

計画としては、どうしても避けたいと考え、

電線の高さを計測し、窓が電線の下にすっぽり収まるよう、建物全体の高さ(階高)を下げる計画としました。

階高を下げて計画を進めましたが、1階の天井高の調整や、懐寸法の調整。

1階ガレージを設置することによる構造検討など、意匠と構造のせめぎ合いを

コツコツ調整しようやく目処がつきました。

 

■『当たり前』の質が問われた、確認申請の大混乱期

いざ図面をまとめ確認申請へというタイミングで、業界全体に影響した

『確認申請の大混乱期』でした。

法改正(4号特例の縮小)に伴う審査の厳格化により、通常1ヶ月半程度で

受領できる確認申請が3ヶ月以上かかるという異常事態。

これは、『構造の4号特例の縮小』が主な混乱の理由とされています。

4号特例とは?

木造2階建住宅などの小規模な(と言っても500㎡まで)住宅などの確認申請で構造計算や構造図面の添付が免除されていました。

これは、建築士(有資格者)により設計されたものについては、

その責任において適切に設計されているものとし『添付を免除』していた。

というものになります。

しかし、それを縮小しこれまで免除されていた建物が一斉に審査対象になったことが

混乱の原因です。

Eee worksは以前から

全棟で『許容応力度計算による耐震等級3』を標準としています。

これまでも、その審査のために確認申請以外に『長期優良住宅』や『性能評価』の

許認可を取得しており、私たちにとっては、

『いつもの計算書を添付するだけ』のことで、法改正による実務の変化はほとんどありません。

それでも、業界の大きな波に飲み込まれお待たせする時間が長くなってしまったことは

『業界の壁』を痛感する経験でもありました。

 

■桜の開花と共に、進む現場

その混乱も無事クリアし今日というよき日を迎えることができました。

まもなく桜も開花の時期ですが、空はこれ以上ない晴天に恵まれ、

絶好の上棟式日和となりました。

式の後は、住まい手様のご好意により、

直会(なおらい)の場を設けて頂き

今回も現場をお任せする木又工務店のチームと共に皆で”ワイワイ”と豊かな時間でした。

これから始まる現場が、より良いものとなるよう精進してまいります。

本日は、誠におめでとうございます。

引き続き、どうぞ 宜しく御願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

長文お付き合いありがとうございました。

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