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住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

2015-04-28

計算で進める断熱改修 Column18

まだ寒い時期でしたが、リフォームの相談を頂きました。部屋同士のつながりが悪い事と、暗さの解消を目的にお声がけ頂いたのですが、お伺いした時の寒さが非常に気になり、少しお話しさせて頂きました。
寒さと健康リスク、家の性能が低い事による結露、腐り、カビ・ダニなどによる健康被害。建物性能と光熱費の関係について、などを中心に。

施主様はカナダにお住いのご経験があり、その時の住いが温熱環境が非常に良く、暖房機に頼らずとも寒さを感じない住まいを体験されていました。

ところが帰国して、気候は日本の方がはるかに温暖なのに「この家は寒いし暑すぎる何なんだこの差は!!」しかし理由はわからず、夏は1階、冬は2階を主に使う様な生活をされていました。

使い勝手の改善、暗さの解消、についてはもちろんの事、この暑さ、寒さについても理由を説明し、対処方法をご提案。という流れになりました。

まず、部屋のつながりと暗さに関しては増床と、天窓を設置する事で解消を図ります。温熱改修はまず、建物燃費ナビで現状の「燃費」を計算します。建物の規模、構造、断熱内容、など内部外部の情報を詳細に入力し、改修部屋の燃費を出します。
木造(2x4)2階建、2階部屋です、面積、気積は記載を割愛します。先に部屋がある場合,2階床の先は空気層と想定しました。


Q値2.77W/㎡K C値=5㎠/㎡(想定) 年間暖房負荷90.74kWh/㎡ 1エネ消費量340.77kWh/㎡・年 この部屋だけの年間光熱費は約¥200.000~(建物燃費ナビ基準による)

さて、これを改修していくわけですが、改修項目の費用対効果を検証してみます。
断熱改修は感覚ではなく計算に基づき、改修範囲と項目を決めていきます。 つづく。

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