住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
5年点検 茨木の家

■5年点検|
建具が一度も閉まらなかった理由
『茨木の家』の5年点検に伺ってきました。
Eee worksでは、お引き渡しの後も、半年・1年・それ以降も定期点検を行なっています。
目的は、年次によって様々で、半年点検は主に「使い勝手の再確認」です。
以前は、お引き渡し時点に、すべてを一気にご説明していましたが、自分でも
『こんなに覚えられないなぁ。。』
と思っていました。
そこで今は、暮らしが落ち着いた頃に改めて説明するスタイルをとっています。
そして迎えた5年点検。

5年も経つと、暮らしは住まいへ見事に馴染み、ご家族らしくカスタマイズされていました。
■繊細な配慮を『軽々』と
超えていったもの
今回の訪問で最も感慨深かったのは、二世帯の『境界線』の変化でした。
計画当初、この家は玄関から2分割のセパレート型の計画でした。
それぞれの玄関土間があり、大きな雛人形を飾るときだけ、間仕切りの建具を開放して

土間をいっぱいに使って飾りつける。
そんな想定でした。
しかし、お引き渡し後訪れた
『外出自粛のコロナ禍』
外出もままならないストレスフルな毎日の中、この土間を開放し二軒分の土間は
広いスペースが子どもたちの格好の遊び場となっていました。
土間の下にはしっかり断熱材を入れているので冬でも室温同等の表面温度。
裸足で遊んでいたお子さんたちの様子を今でも覚えています。
そんな思い出話をしながら始まった5年点検。
奥様がふと漏らした

『結局、この建具は一度も閉めることなかったし、なくてもよかったなぁ(笑)』
という言葉。
二世帯住宅という繊細な配慮が必要な設計において、私の『わずかな心配』を
軽々飛び越えてくれたのはいつの世も最強な
『孫』の存在でした。
お母さんとおばあちゃんに見守られながら、土間で押し車を押すお孫さん。
間仕切りという『ハード』を
家族の関係性という『ソフト』が
溶かしていく。
設計者としてこれほど嬉しい誤算はありません。
今は、その土間にご主人のトレーニング用自転車が『どーん』と置かれ、

ご家族ならではの、少し微笑ましいやり取りも、、
(笑)
■高断熱の『あるある』と、実は!の話

住まい自体の性能も、嬉しいご報告がありました。
空調は暖房20度〜22度で十分過ぎるほど暖かく『暑くて切ることもある』という
高断熱エコハウスならではの状況。お引き渡し後高血圧で薬を服用されていたお父さんが
薬もいらないほど血圧が安定されたと言うエピソードもある住まいです。
一方で、いくつかの窓で
『結露』のご報告もありました。
『樹脂トリプルなのに結露?』と思われるかもしれませんが、これには理由があります。
場所は寝室。窓の前に遮光タイプのハニカムスクリーンを設置しています。
スクリーンを閉めると、ハニカムの効果により室内側と窓の間で熱の移動が少なくなり
ハニカムスクリーンの前後で温度差が生まれます。

しかし湿気はスクリーンと壁・床の隙間から窓側にも流れ込みます。
温度の低い窓側・窓表面で露点温度まで下がることで結露する と言うメカニズムです。
たとえ高性能な窓であっても、この『使い方の組み合わせ』によっては結露が起こりえます。
内障子など気密性は低いが、ある程度断熱効果のあるものも同様のことが起こりえます。
対策は簡単。
起床後、結露がなくなるまでスクリーンや障子を開け放つこと。
または、さっと拭き取ってしまうこと。壁体内結露ではないのでご安心ください。
他は、特に大きな問題もなく、各種扉の調整やフィルター点検などで終了となりました。
こうした『暮らしのコツ』をお伝えすることも、定期点検の大切な役割です。
■暮らしに寄り添い続けるということ

点検の最後には、計画中から何度もご馳走いただいた、午前中には売り切れてしまうほど人気の
『製菓ひらのや』さんの大きな大福をおもたせにいただき、
とても充実の5年点検になりました。
ご家族が増え、皆様が元気にお過ごしなのが何より。『建てて終わり』ではない
これからも続く 暮らしの伴奏者 として改めて背筋が伸びる1日でした。
ありがとうございました。
長文お付き合いありがとうございました。
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