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一級建築士事務所 Eee works
想い出再生の家 WEB版 工事編 その1
工事編 解体工事と現状再確認です。
ここで補足。「想い出再生の家」の由来です。
今回の舞台は、亡きお父様が奥様とご苦労の末、上棟された「住まい」です。
奥様にとっては、一つ一つが想い出の住まい。息子様御一家と同居されるための改装ですが、特に和室は思い入れのあるご様子。
何回目かの打ち合わせ時に、奥様から「和室はどうにか現状のまま残したい」とのご要望を頂きました。想い出を残す。そして高性能住宅として再生する。
これがテーマとなりました。
高気密高断熱改修でのポイントでもある気密工事において、和室の天井・床他、造作を撤去せず、気密を確保するのは、難易度が高くなりますが、奥様の「想い」を大切にするべく、ご要望のまま高気密・高断熱改修工事をお引き受けした事が由来です。
着工前
着工に先立ち、あらゆる箇所を非破壊(壊さずに確認)で検査を行いますが、壁、床下の狭い部分、木造の接合部分など、確認できない箇所もあります。
可能な限り予測し、その場合に起こる事を事前に説明させていただき、着工という事になります。
解体工事着手状況
和室解体はこれで終了。。残す材は痛めないよう養生材を巻いていきます。
天井裏の気密工事どうするかな・・。
その中でこういう状態も出てきます。
一見すると外壁を撤去した後の柱とはり。よく乾いています。虫もなし。よし!
ところが
柱とはりがずれている。。通常(現在の通常ですが)外壁を撤去した後の柱とはりはそろっているものです。少なくとも15mmもずれいてる事はありません。こうなるとここに合板を直接貼る事はできません。
「改修工事は 現状を受け入れる」これ必須!です。
やむを得ません。断熱方法の変更決定。
足場がかかった事でこのような部分も調査できます。
ベランダ笠木
本来は同じ寸法だけ壁と板金材のスキマがなくてはならない部分、片方はほぼ壁にベチャッとついてます。これはおそらくここから水が入っているのではとおもい、
その足元
やはり、コケ、カビ、そしてスキマ。ここから水が出たり入ったり、そして中が腐ったりするわけです。
今回はこの辺もすべて解体し適切に改修していきます。
特に屋根・外壁は長い間あめ風にさらされます。雨仕舞はもちろん、かべ通気、屋根換気のメカニズムの正確な理解、施工が必須です。まずは、現状把握からですが・・。 つづく。
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