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三角天井の家004
2015-09-03
三角天井の家004
工事編No.1
大変ご無沙汰してしまいましたが、「計算で進める断熱改修」 工事着手しました。
改修工事なので、解体工事から着手です。今回は「計算で進める断熱改修」なのですが、
既存の詳細図面がなく。想定で計算(建物燃費ナビに入力)していた壁内、天井内、
各種寸法の現物確認を同時に進めていきます。
まずは天井。
天井の断熱材は住宅用ロックウール50mm 密度不明
充填状態は この通り。。。 残念。
敷き並べ、防湿シートの連結、野縁材間の充填、、など、問題満載。
夏は暑くてここでは過ごせないとの事。・・・納得。
続いては壁
天井の換気のための軒換気が確認できます。
ここから流入した熱気、寒気が天井の断熱材が剥がれた部分から、直接部屋内に
貫流していたようです。これは暑いはずです。壁材の上部気流止めは施工されており、
トンネル状にはなっていません。ただ、電気などの配線用の穴は,壁パネル部分に所々
確認できるため、これは埋めていきます。断熱材は
50mm
厚 密度不明のものでした。
計算上は住宅用10k 50mmと仮定していました。
続いてサッシ
既存サッシは樹脂・アルミ複合サッシ、枠材は特殊な樹脂ケーシング枠(L型の枠)でした
ケーシングが綺麗にはまった状態で解体前は内部が確認できなかった為、撤去するサッシ
で内部を確認。
枠の固定下地として樹脂材(材は不明)のバックアップ材が隙間なく充填されて、
ここからの漏気はなさそうです。ケーシング枠の見込み部分は流用し、ここに内窓を設置
していきます。
断熱改修で現状と計画の燃費性能の比較
をする場合、
現状の把握
は必須です。
今回は多方面からの資料を参考に仮定して進めてきましたが、着手後解体時点で再確認し
比較を行います。
それにしても現状は予想以上に悪い状態でした。ただこれは特殊な例ではなく、
この状態のお住いは多数存在するのだろうと思います。
一つ一つ確認し、快適なお住いになる様 進めていきます。
つづく
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