住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
超・カタログ DAIKO『間接照明』編
大光電機株式会社 の商品カタログ。
ということになりますが、 これは、改めてすごいと思ったので、ご紹介。
発行は、2014年8月(私の持っているものはコレです)
家元あき さん監修の間接照明カタログ。
室内の演出としては、光源が見えず、なんとなくぼんやり明かるく、非常に重要な要素です。
しかし、
壁を上から、床にかけて、『サァーッと』流れ落ちるウォールウォッシャーのはずが、
・器具が近すぎて、壁に『くっきり』器具のかたちが出てしまう。
・そもそもその器具の照度がうまく計画できておらず、間接照明だけでは、部屋が暗く
・他の照明を点灯すると、間接照明の効果が、ほとんどわからない。
・間接照明のはずが、椅子に座ると、器具が見えてしまっている。
・部屋全体の明かりの色と、間接照明の明かりの色が、合っていない。
などなど、『残念!間接照明』をよく見ます。
間接照明はただ、照度を確保すればいいということではなく、狙った演出効果を
計画段階から、イメージして、照明器具の選定、照らす面の仕上げ材、取り付け位置、
などなど、複雑に計画した結果、
『いい感じの間接照明』になるわけです。
そこで、いろいろ照明計画の専門書を読んでみたり、
一般的なカタログのイメージ写真を見て、近い計画空間を参考に設置していると思います。ただ、うまくいかない。
そこで、コレ。
この『カタログ』は。カタログというには、内容が豊富すぎて、
『間接照明指南書』と言ってもいいと思う『超・カタログ』です。
先ほどの『残念!間接照明』の失敗は、なぜ起こったのか、
『いい感じの間接照明』になるためには、どのようにすればいいのか。
それはね、と
器具選定はもちろん、照らす面の仕上げ材、広げたい距離に応じた器具の設置位置、など、非常に実務的に、解説してくれています。
様々な空間ごとの照明計画も具体的に計画寸法と、結果写真の両面でわかりやすく解説。
よく起こりがちなカラス面の『ミラー現象』についても詳しく解説されています。
これは、カタログを超えた 『超・カタログ』です。
私も、よくお世話になる一冊です。
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