住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境植栽・外構計画
『居心地』を考える

池田の家の現場では天井下地が進んできて、室内のボリュームや窓と空間の関係が
見え始めてきました。
天井付近に設けるハイサイド窓、吹き抜けとあえて抑えた低めの天井。
これらは全て住まいの『居心地』の最大化するという視点で計画しています。
今回は、
身体感覚的として『あぁ、落ち着く...』
と感じる場所に隠された仕掛けを
Eee worksの事例から 紐解いてみたいと思います。
■絞りと開き(嵐山の家)

嵐山の家のインナーバルコニー。
ここの天井高さは2050mmです。
かなり低く、大人が手を伸ばせば届くほどの高さ。
あえて高さを『絞る』ことで、写真のトリミングのように周辺情報をカットし、
嵐山の山並みだけを脳に届けます。
見えるものを絞るからこそ、脳は『その先の美しさ』をより鮮明に描き出してくれる。
そんな効果を狙っています。
■静寂と変化(箕面の家)

北側に庭と大きな開口部を設けた『北庭』の計画です。
北の窓には直射日光が窓に差し込むことは、ほぼありません。
代わりに、反射光が室内の明るさを確保しています。
庭の木々は日射に向かって枝葉を伸ばすため、室内からは常に
『陽に照らされ生き生きとした木の表面』を眺める事ができます。
変化の少ない安定した明るさ(静寂)の中で、
移り変わる外の情景(変化)を眺める。
このギャップが心の凪につながる ことを狙っています。
■高いと低い(宝塚の家)

『天井は高い方がいい』というイメージがあるかもしれませんが、
実はそれだけでは人は落ち着きません。
想像してみてください。運動会のお弁当タイムで体育館を開放された時、
真っ先に真ん中に陣取る人、あまり居ませんよね。
人は本能的に『背中に壁がある場所』や
『少し囲われた場所』を求めます。
吹き抜けという『高い・開放』があるからこそ、その傍らにある『低い・こもり』
が活きてくるのです。
■建築学X医学:なぜ『対比』がある
空間で人は落ち着くのか

これら『絞りと開き』『高いと低い』といった対比がなぜ心地よいのか。
そこには、脳と自律神経の働きが大きく関わっているようです。
1、『展望と隠れ家(プロスペクト・リフュージ)』理論
人は太古の昔から『そと(獲物や敵)がよく見渡せるけど、自分の身は安全な場所に隠れている』状態を最も好む性質がある。
低い天井や背後の壁は脳に
『ここは安全な隠れ家だ』という信号を送ります。
これによりストレスホルモンであるコルチゾールが減少し、副交感神経が優位な
リラックス状態になる事がわかっているようです。
2、視覚情報の『ノイズキャンセル』効果
情報が多すぎる空間(明るすぎる・広すぎる)では、脳は、無意識に疲労します。
あえて光を絞ったり、視界を遮ることで、
情報の『ノイズ』をカットすることで
視覚野の負担が減り特定の美しい景色や一筋の光に対して、脳が深く集中して
快感(ドーパミン)を感じやすくなるようです。
■『対比』をデザインするということ

暗い場所があるから、光が美しく見える。
低い場所があるから、空の高さに感動できる。
五感の中で、情報の8割を占めると言われる
『視覚』を整えることが、
空間の居心地につながると考えています。
何気なく座った椅子で『ふぅーっと』深く息をついていただけたら。
設計者として これほど嬉しいことはありません。
長文お付き合いありがとうございました。
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