住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに植栽・外構計画
目指すゴールは性能の先にある情緒

■数値は『ゴール』ではなく『通過点』
先週のコラムでご紹介した池田の家の気密測定結果。
実測値0.17㎠/m2 という数値は、間違いなく現場の総合力が生んだ結晶であり、
素晴らしい結果です。
しかし、
誤解を恐れずに言えば、私はその数値自体を
『ゴール=目的』ではなく、
あくまで『通過点=手段』だと捉えています。
私たちが目指す本当のゴールはその性能によって支えられた
『暮らしの豊かさ』にあるからです。
今回の測定当日、朝の大工さんとの会話からは、積み上げた施工への自信と、それでいいて消し去れないわずかな不安が感じ取れました。
これは、見えない隙間を意識して、『きっちりした仕事』を一つ一つ積み上げ、見えない隙間を意識し続けた結果としての
『実測値0.17㎠/m2』
現場でこの数値が出た瞬間、チームに安堵と誇りが広がったことは事実です。
■性能がなければ、理想は『がっかり』に変わる

では、なぜ『数値そのものには興味がない』のか。
今週Instagramでご紹介している嵐山の家を例にお話しします。
この家はスキップフロアの先に嵐山の山並みを望むインナーテラスがある計画です。
リビングとインナーテラスは木製サッシで繋がっておりテラス面は,
ほぼガラスで構成されています。
一見『寒いのでは・・・?』と思われそうな住まいです。
もし
その窓の断熱性能・気密性能が低ければ、写真の様な美しい夕景も
ただの『ジメジメと寒いだけのがっかりスペース』
になってしまいます。
『断熱性能・気密性能』が低ければ、目指した空間は全く逆の結果になります。
設計がいかに理想を語ろうとも、その窓辺が住まい手の『心地よい』に
繋がらなければ、なんの意味もありません。

性能は、絵画で言うところの
『真っ白なキャンバス』です。
そのキャンバスの上に、いかに
『豊かな暮らし』が描けるか。それこそが私たちの本当の仕事です。
■『性能』から『情緒』へ。住まい手から頂いた言葉

嵐山の家のお引き渡し前、住まい手と夜の照度チェックをしていた時頂いた
とても大切にしている言葉があります。
『この住まいづくりを通じて興味の範疇が『性能』から『情緒』に変わっていきました』
この言葉こそ、Eee worksが目指す
『性能は手段 ゴールは豊かな暮らしの器を作ること』
を体現しています。
夜住まい手と二人 リビングに座って、ガラスの先に広がる嵐山の静寂を眺めながら
これまでの道のりを振り返った時間は私にとっても至福の時間でした。
■『情緒』に向かう楽しい時間の始まり

冒頭で『0.17㎠/m2は通過点』と言ったのは現場の総合力を軽視している
訳ではありません。
職人たちの『技術』を本当の意味で 住まい手の『感動』に変えるためには
設計者は数値の先にある『情緒』を常に見据え取り組まなければならない。
現場と二人三脚で歩むということは、そういうことだと考えています。
性能という大きな山を超えた現場は、これから造作というもう一つの山を登り始めています。
ここからは、いよいよ『情緒』がカタチになっていく楽しい時間です。
住まい手の『心地よさ』を目指して。
また 来週からの現場が楽しみです。
長文お付き合いありがとうございました。
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