住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
意匠設計者として温熱と構造をどう考えるか。
よく、『意匠と温熱』、『意匠と構造』
という対決図式のように語られる場面を目にします。
私は、昨日 『耐震等級3を標準とする。』と投稿しました通り、1件ごとの対応をする設計事務所こそ、
それを前提に進めばいい。 と思っておりますし、
温熱に関しても、対比的に扱うことに、今は、違和感を持っています。
ちなみに、車に置き換えてみると、
1) スーパーカーです。燃費は 2㎞/L
2) 国産HV車です。 燃費は 20㎞/L という2台の車。
そして、当たり前ですが『走る。曲がる。止まる。』
という最低限必要な基本的性能は、満たしています。
どんな形状、志向にしても、安全性能を満たさなければ
まずは、乗れる車になりません。
それを前提に、支払うイニシャルコストと燃料代、整備費用などのランニングコストを含めた、トータルコストから、使い方や、嗜好性から、どちらを買うか、検討するのではないでしょうか。
これを住まいに戻すと、
車のブレーキは 住まいの構造。
車の 燃費は 住まいの燃費。
いずれも外すことは出来ない項目で、
構造は 安全・安心
燃費は 経済性 を担保します。
それらを担保できるから、安らぎや繋がりにつながるのではないかと思います。
単に最低基準クリアやイメージ戦略ではなく、
『構造は耐震等級明示、燃費は燃費計算』など、
内容の見える化をした上で、
意匠面として、家族の関わり方や、空間の繋がりを大いに磨いていきたいと思います。
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