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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

2017-07-24

木の付き合い方を考える。Column120

木との付き合い方を考える。

 

日本建築の基本的構造は、何と言っても木造。

特に住宅に限って言えば、ダントツに木造です!   

と思ったら、そうでもありません。

 

実は、半分以下でした、。約10年前は、43%程度。そこを10年位掛ってようやく半分を超えた。という感じです。

(国土交通省総合政策局より:http://www.rinkei.jp/tokei01.pdf

 

山には、製材すればすぐにでも使えるヒノキやスギはたくさんあるのに地元の山から採った材料で建てられている住まいは、実はもっと少なかったりします。

 

林業の話や、材料流通の話など、コスト、人手、様々な理由があるのですが、

そもそも、木の良さが伝わって、需要があれば自然と使われる様にならないか。

そう思って考えました。

木を魅力的にお伝えする方法はないか。

写真の和室は、『稲沢の家』の和室です。

 

改修工事のため、新築当時の柱を多く流用します。

その柱は、20数年の間柱の油分が表面に滲み出て、表面を削っても、中心まで『あめ色』になって味わいが増しています。

一方この工事の際に新設した柱は新しさあふれる『白木』です。

赤と白 ほど色は違いますが、ここで『白木』を着色して『あめ色』にするかどうか。

着色はしませんでした。着色すれば、色は、近くまで揃えることは可能です。

 

理由は、『あめ色』の柱も元は『白木』で、新しい柱もいずれは『あめ色』になる。

今、着色していたらその時に、本来の色+着色になって、どこまでいっても揃わない。

 

なので、着色せず、いずれ揃うその時まで、その変化を楽しんでほしいなと思いました。

 

木の表情は時間とともに、日焼け、油、擦れ、などで変化します。

使う場所や様々な理由で、全て何の塗装もせずに使うということは難しい事もありますが、

木の性質として、赤く着色が進んでいく木なのか、黄色なのか、黒なのかその木の個性を生かすためには、それらを見極めなるべく着色せず、元の色で進めていきたいな、と思います。

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