住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境自然環境・災害
大阪北部地震
現時点での総括
2018年6月18日 午前7時58分
M6.1 最大震度6弱
大阪府高槻市を震源とした地震発生。
死者5名 負傷者400名強
家屋損壊 8000棟以上
という被害状況でした。
被害に遭われた方に心から、お悔やみ、お見舞い申し上げます。
私は、当時震度6弱の枚方市におりました。
班ごと登校の小学生が、時間別にそろそろ最終組が登校という時間でした。
マンションの廊下で待ち合わせして居た小学生が、地震発生と共に、
玄関に飛び込んで床に座り込みました。
揺れは、10秒ほどで収まったと思います。
幸い身近に怪我をした者もなく、ベランダから屋外を確認するも、目立った損壊はなく、揺れの割にはそう大きな被害はないのでは?
というのが第一印象でした。
その後の状況は、違法ブロック塀の下敷きになって亡くなられた小学生を始め、被害の状況は明らかになってきました。
その後街を見て思うのは、とにかく瓦屋根ズレの被害が多く、そのほとんどが、瓦屋根の頭頂部の『のし瓦』がズレた状態です。
応急処置のブルーシートの掛かった屋根が多く目立ちます。
また、その多くは土葺きと言われる湿式瓦葺きで、下から突き上げるような揺れで土ごと持ち上げられ、ずれる。という動きだったと思われます。
ブロック塀の被害も多く、すでに撤去されロープで囲われている箇所も見られました。
屋内では、棚の収納物を中心に滑りでる形で、脱落が多かったと思います。
弊社事務所でも、本棚の、それも比較的軽いものが多く滑り落ちました。
重めの書籍、棚一杯に雑誌が詰まった棚は比較的被害が少なく、数㎝前に本がズレる程度の被害でした。
1週間経った現在、先週6月23日夜の震度3の余震を最後に大きな揺れは無く、落ち着いた様にも思います。
地震への備えとして、また地震後様々なメディアで伝えられる情報では、
地震によって亡くならない様、身を守ることが最も大切。
と言われます。
それは、当然そうなのですが、しかし人命に関わる被害は無かったとしても、
経済的被害、心情的被害にも目を向ける必要があると同時に思います。
心身的被害は無かった。しかし、
住む家が大きな被害を受けた。
無くなった。
大切な思い出の品が被害を受けた。
無くなった。
これも大きな被害であり、このようなことが起こらないため
我々建築実務者は、建物の強度を確保し、収納計画に一工夫をする必要があると、改めて考えた1週間でした。
この1週間様々なサイトで、最新の地震情報を見て居ましたが、
改めて、大小含め毎日数件以上と、こんなに多くの地震が発生しているのだと
地震国日本を再認識もしました。
感情的では無く冷静にやるべきことを積み上げたいと思います。
無料相談会へのお申し込みは、お気軽に下記よりどうぞ!
お電話は月~土曜日AM9:00-PM8:00まで / メールは24時間いつでもどうぞ