住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『住まいを考える』シリーズ住まいのエネルギー健康な暮らしと住環境
木製ドアの断熱性能試験をします
パッシブハウス認定を目指す 宝塚の家で使用する玄関他の木製ドアの
断熱性能試験を受けることになりました。
計画当初は、自分たちでこのような試験を受けることになるとは、想像していませんでした。
試験を受けるまでの流れは、パッシブハウスの認定に向け性能の計算を積み上げていく中で、
屋根・壁・基礎の性能は何層も積み重ねることが出来るため充填量に伴い
性能が上がります。
ただ、開口部は、何層も積み重ねる訳にはいかず、開口部そのものの性能が、
開口部面積の性能に直結します。
しかも、Eee worksの設計における開口部はそれなりに大きく、主要な場所には
大きな開口部を設けます。
それは、南面に限らず、その先の景色や、計画によって
『この面は開口があるとより良い!』
場合は、北面でも開口を取ります。
もちろんいずれの場合も、窓の性能を可能な限り上げておくことは、前提としています。
そんな中 今回の計画で、玄関ドアを含む各所で使用する『木製ドア』の選定過程で
使用するドアが、さまざまな事情により選定に苦慮し、決めかねていたところ、
断熱性能試験を受ける試験所が、大阪にあるということがわかり、
施工・製作の木又工務店 木又さんと話し合いの末
『よし!設計・製作したドアで試験を受けてみよう!』
との流れとなった次第です。
これまでも、玄関に使用する木製ドアは、自分たちで設計・製作しておりました。
使用に際し木部と断熱材の割合から、大方の性能値を計算により算出する方法で、
ドアの性能値を算出しておりましたが、今回のPH認定には、
『第三者機関の試験結果報告書』
が必要とのこととなった事も、大きなきっかけです。
試験の詳細の様子は、事情により公開できませんが、大まかな試験の流れは
実際に使用するドア+枠を試験所に持ち込み、そのドアの表裏で室温を
0℃と20℃に設定し、熱の伝わり方を計測する。という方法で試験を行うそうです。
建具の中の断熱材の厚み・性能・配置
金物類の位置・数量など いろいろな要素がからみ性能が上下することは、
これまでの躯体設計の経験上理解しています。
下枠に使用する金物、ドア金物、その他各種金物の取り付け方法も
基礎のアンカーボルトが熱橋になることと同様に重要なはずです。
その辺も慎重に設計し製作しました。
試験場に 枠を持ち込み試験体にセットしていただき、後日ドアを
木又さんに吊り込んでいただき、1日かけて、温度を規定値にセットしていき、
いざ試験です。
また、結果報告いたします。
長文お付き合いありがとうございました。
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