住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『視線その先へ』
プラン上なるべく避けたい廊下ですが、
・都心部での奥に長い敷地のプラン上
・リノベーションの場合、構造上やむを得ず
など、様々な理由で発生する事もあります。
その『廊下』
イメージは、寒い、くらい、狭い。など、明るさとは無縁のイメージが多くないでしょうか。
長い短いに関わらず、その先がなさそうな『閉塞感』がどうも良くない。
そこで、私たちは、廊下を作る際、可能な限り、その先端部に
『光のたまり』『廊下の折れ曲がり』を作るようにしています。
そこで、この写真
暗いと思ったその先から、明るく差し込む光。 (右)
その先にまだ何かがありそうな折れ曲がり。 (左)
実は、左側は30センチ先にドアがあり、『その先』は大きい空間でも、その先に続く長い廊下でもありません。
しかし、このように全てを見せず、その先があるように見えるだけで、感覚的に広がりを持って観れるのではないか。と考えました。
右の開口に関しては、実際中庭に面しているので、廊下を進むと、緑が見えて来るという実際の『抜け感』はありますが、このように中庭がない場合でも、天井付近の高いところに設けた窓から『空』を取り込むなど、様々な外部への『抜け感』は出せるだろうと思います。
廊下の正面に大きなガラス+植栽というのもいいのですが、全てを見せず、
『なんとなくその先』を魅せる。 というのもいいかなと思っています。
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