住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに植栽・外構計画
物価高騰時代のパラダイムチェンジ

■数年越しの再会と、住まい手が育てる『街の魅力』
先日、大変嬉しい設計ご相談をいただきました。
数年前にホームページから資料請求を頂いたのち、コンタクトが途絶えていた方からの改めての『お問合せ』でした。
お話を伺うと、その数年間 通勤途中に『いい雰囲気の家だなぁ』とずっと眺めていた家があり、最近になってそれが、Eee worksの設計した住まいだと知ったのだそうです。
『これは何かのご縁!もう一度お話聞いてみよう!』と、
今回の再お問合せに至ったという経緯でした。
一般的に、設計事務所は、『敷居が高い』『予算的に声をかけにくい』と思われがちです。
一度は、資料を取り寄せたものの、訪問までのハードルを越えられずに二の足を踏んでしまう。
その心理的距離を埋めてくれたのは、他でも無い
『設計させていただいた建築の佇まい』でした。
これには、住まい手様への感謝しかありません。

私たちが、どれほど設計・施工を頑張っても、完成お引き渡しは全てのスタートに過ぎません。
住まい手が、家に愛着を持ち、工夫し、庭木を手入れしてくださることで、
建築が、初めて街の『魅力』へと変わっていきます。
面談時に、お客様が
『最近見てると、道路際の桂が葉をつけ始めて、他の木も新緑が綺麗なんですよ』
とお話を聞かせていただき、本当に住まい手には、感謝です。
■『予算』という条件に対する、設計のスタンス

さて、今回のお客様がこれまで相談を躊躇されていた理由は『ご予算』でした。
昨今の物価高騰のあおりを受け『設計事務所に頼むと高くつくのでは無いか』
という懸念を抱かれることは、当然の心理です。
しかし、お問合せいただいた経緯、想い描く暮らしをお聞きした上で、
私は『どうにかして成立させる方法を、設計の工夫で探してみます』とお返事しました。
私たちの仕事は、既製品の組み合わせではありません。
『無いものは、知恵をしぼって作る』そんな精神で家づくりをしています。
『ご予算』という大切な条件に沿って、『できることを探し出せば良い』と切り替えています。
■できないと言わない『見立て』の転換

例えば今回のケースでは、
高騰する建材費の中で、建築の全てを『高断熱化・高耐震』にすることは難しいかもしれません。
しかし、『完璧に固めるエリア』を設定するという考えかたは可能です。
それを、予算が足りなくて『やり残した部分アリ』と捉えるか、
『豊かな可変性を持つ半外部空間として、見立てた』と捉えるかで暮らしの質も、その後のコストの掛け方も大きく変わります。
我々としては、物価高騰時代を前に『予算的にお引き受けが難しい』と言わず
『考え方・見かた』を変えれば設計事務所だからできることは、まだまだあると改めて思います。
それこそが、規制品の組み合わせからは生まれない空間であり、
設計事務所の存在意義だとも思います。
近々、現地を拝見させていただく約束をしました。
制約を創造性に変えるための答えを、実務者として淡々と、
しかし徹底的に探し切りたいと思っています。
長文お付き合いありがとうございました。
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