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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに家具やインテリア

2023-09-30

ペンダントを考える Column 286

ペンダント再考

照明計画で、いろいろな器具を使用しますが、必ず使う器具

ペンダントライト。

コードやチェーンを使って器具を吊り下げるタイプの照明器具です。

照明は天井についていることが一般的かと思いますが、

Eeeworksでの照明計画は、天井の照明器具はやや少なめ。

壁付けのブラケットライト

見えない場所に照明器具を隠す間接照明

床面近くで、床を照らすフットライト

そして、天井から吊るすペンダントライト

もちろん必要に応じてダウンライトも使いますが、

天井以外に付く器具が、レギュラーメンバーです。

 

これらの器具を使って照明計画をする理由は、室内を均一に照らすのではなく、

 

光の溜まりを作りたい

室内の雰囲気を作りたい

これが理由と狙いです。

学習塾や、事務所の作業スペースは、その多くが、天井に一律に照明器具が配置されています。均一な照明器具を天井につけると空間は、

一様に隅々まで明るくなります。

ただし、光の濃淡は生まれません。

その逆、明るい場所とそうでない場所をあえて作るために器具を選び設置場所を決めています。

なぜそうするのか。

私たちの日常はとても明るい光に照らされています。

 

事務所・あらゆる公共空間

スーパーやコンビニ。

煌々と天井に並ぶ照明器具。

夜を明るく照らすために照明がある!

確かにそうですが、

外(パブリックスペース)の明かりを住まいにまで持ち込む必要はないのではないかと思うのです。

外では仕事や勉強に脳を覚醒させて頑張った。そして帰宅。

そしたら、その雰囲気をリセットすべく、なるだけ落ち着いた眠りまでの時間を過ごしてほしいと考えています。

そのためには明かりも『外』の考え方を持ち込むのではなく、住まい専用の考え方からスタートした方が、しっくり来るのではと思います。

その手法の一つが、『光の重心を下げる』です。

光の重心を下げるとは、部屋の中で照明器具を設置している高さをなるべく下げ、その平均高さを下げることを指します。

光の重心が下がると、空間は、落ち着きが増します。

その効果を作りやすい器具が、

壁付に取り付けるブラケット

天井から吊るすペンダントライト。

ペンダントライトは、ダイニングテーブルの上部にあってテーブル面を中心にそのテーブルを囲う人の表情を映し出す。これが、最も一般的な使い方かと思います。

照明器具は、暗い空間を明るく照らすための器具ですが、

あえて照らさないことで目に入るもの(情報)を少なくし明るく照らされたテーブルの上に並ぶ

料理、目の前に座る仲間・家族・友人を照らし出し、

そこに意識を向ける。

いいレストランが、照明が少し暗めで、このようにペンダントや、燭台など

明るく照らされる範囲を制限しているのは、

この効果を狙ったものです。

外で頑張って帰宅して、おやすみまでのひととき

眠りにつながる光重心の低い部屋。

ペンダントは、いい仕事します。

是非ご検討の際は、仲間に入れてみてください。

 

長文お付き合いありがとうございました。

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