住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
探訪記
探訪|アルヴァ・アアルトもう一つの自然
東京ステーションギャラリー(東京駅丸の内口直結)
行ってきました。アアルト展
北欧フィンランドを代表する建築家
アルヴァ・アアルト
修行時代、確か初めて買った洋書がアアルトの本だったと思います。北欧の代名詞の様な建築家で、
住宅、公共建築、チェア、スツール、照明器具、フラワーベース など。
暮らしや建築にまつわる様々なものをデザインし、それが、今も世界中に広く浸透している建築家です。
自然の中から、形を取り込み『人と自然の中間に建築があって、邪魔をしない。』
ということを考えている様に私は感じます。
有機的な曲線は、なじみがよく、触り心地もとてもいいです。
アルヴァ・アアルトのデザインを一度は見たことがある。触ったことがある。
一つは持っている。
という方も多いと思います。
例えば、代表作のスツール60 (Artekのサイトから転写)
世界的にユーザーの多いすルールだと思います。コピー品も多いですが。。
(Artekのサイトから転写)
曲げ木の技法を使った足が特徴的で、かつ、スツールを重ねて収納することができ、
その重ねた姿すらも美しい。
ただ、3本足のため、この上に立って、照明のランプ交換とかは、ちょっと危険。
転けそうになったこと。。あります。。
続いて、アームチェア400こちらも (Artekのサイトから転写)
(Artekのサイトから転写)
これも曲げ木の技法を使ったチェアで座ると、ジワっと沈み込むとても座りごごちのいい椅子で、座ると気持ちがとてもゆったりします。
そして、アアルトベース(ittalaのサイトから転写)
これは、非常に思い出があります。修行時代、私の朝の仕事は事務所の掃除。
このアアルトベースのクリアガラスの120mmのものがありました。
打ち合わせの日には、何か花でもいけておこうと思いやってみるも、その形状から、
うまく活けられない。立たない。
そもそも、生け花の様にビシッと花を立てて活ける 花器ではないのですが、
そんなこともわからなかった当時の私は、あろうことか、小さな剣山をその中に沈め、花を挿してしまった。。
その後、の展開は、、もちろん散々なもので、恥ずかしい気持ちと共に思い出の品です。
(ittalaのサイトから転写)
今なら、
自然の草花と花を『バサっと』挿してみます。
そして、建築。
今回の展示では、私の最も好きな建物の図面には、お目にかかれませんでしたが、
(行かれる方のために内容は伏せます。。)
多くのフリーハンドスケッチや、手書きの図面が、引き出しの中に収められています。
わずか3mm程度のアクリルパネルの先にアルヴァ・アアルトの直筆の図面が見られます。
本当に間近で見れるので、
トレッシングペーパーだと思いますが、その上に乗った鉛筆のカスレまで見れます。
やはりアルヴァ・アアルトは、頭に見えているものをそこに書き表しているのか、
スケッチであっても、迷い線があまりない様に思いました。
建築が生まれる時のこのスケッチを見れる事は、私にとっては非常に価値がありました。
図面の横に小さく書かれた、計算や、中心に書いた大きなスケッチの横に、確認のためか、
小さなスケッチがいくつも書かれていて、
あー、こんな風に考えていたんだなーと。
そんなことがわかって、とても嬉しい気持ちになります。
行かれたら、ぜひ直筆のスケッチみてください。写真は他のメディアでも見られます。
実物の手書きのスケッチや、初期モデルのスツールや、チェアのそこでしか見れない
ものです。
ぜひ、引き出しを開いてアルヴァ・アアルトの頭のなかをのぞいて見てください。
とても豊かな気持ちになりました。
会場は、
東京ステーションギャラリー
会期:2019年2月16日(土)- 4月14日(日)
月曜日[4月8日は開館]
【開館時間】
10:00 - 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
【入館料】
一般(当日)1,200円 高校・大学生(当日)1,000円
一般(前売)1,000円 高校・大学生(前売)800円
※中学生以下無料
※20名以上の団体は、一般800円、高校・大学生600円
※障がい者手帳等持参の方は当日入館料から100円引き(介添者1名は無料
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