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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ住まいのエネルギー健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに植栽・外構計画

2026-04-11

窓本来の姿を求めて:エネルギーと『光』の再定義 Column417

窓本来の姿を求めて

エネルギーと『光』の再定義

■建築業界の受難と、突きつけられる『自立』への問い

連日、報道で耳にする中東のホルムズ海峡問題。

遠い国の出来事の様に思えますが、建築業界はその影響を真正面から受け、大打撃を受けています。

出荷停止に追い込まれる建材、小売店の棚から姿を消した部材、、

現場は今、大きな混乱の中にあります。

こうした事態に直面するたび、私たちは

『脱化石燃料』に向かう住まいづくりの重要性をいやおうなしに、再認識させられます。

本来ならワクワクしながら進むべき住まいづくりが、世界情勢に振り回され、部材変更の検討や、

情報収集に追われてしまう。一刻も早く終息してほしいし、

設計者としてこれは、本当に残念でなりません。

 

■『カーテンいらないかも』という最高の褒め言葉

そんな中、完成が近づいてきた住まいの打ち合わせに行ってきました。

吹き抜け上部の窓から差し込む光がとても柔らかく、室内に暖かな空気感が漂っていました。

住まい手が窓の先に広がる庭を眺めながら ふと漏らされた

『カーテンいらないかもしれませんね・・』

という言葉。

その一言に、これから始まる外構工事でさらにその確信を深めていただけるよう、

一層検討を重ねていこう!と気持ちが引き締まります。

 

■夏の主役に立ち向かう『引き算』の設計

近年の四季は、もはや夏が主役

日射取得を『是』とするエコハウスも流石に

『南面大開口!』を少し控える設計者も現れてきています。

私も、その考え方に近い一人です。

断熱性能の高い屋根・外壁、高性能な窓を備えた『断熱等級6以上』の外皮があれば、

冬の寒さはおおむね、コントロールできます。

問題は、やはり『夏』なのです。

日射を遮るために、せっかくの大きな窓に常にブラインドやスクリーンが下りている状態。

これでは何のための窓かわかりません。

大きすぎる窓が結果として室内を暗くし、景色をさえぎり、閉塞感を生んでしまう。

これでは本末転倒です。

 

■『透明ガラス、カーテンなし』で成立するか

窓の本来の役割は、心地よく外とつながるための『装置』であるはずです。

そこで、私の考えは、直射日光を追う事よりも、いかに『柔らかな光』を取り込むかという方向へシフトしています。

具体的には、検討段階で

『すべての窓を透明ガラス、かつカーテンなしで生活できるか』

というシビアな視点でシミュレーションを行います。

透明ガラスのままでは、当然周囲からの視線が気になります。

場合によっては道ゆく人と目が合ってしまう。

そうならないために、まずは近隣の建物や道路状況をよく観察します。

将来に渡り、目線の交差がなさそうな場所や高さを探し、そこに向かって開く。

もちろん、洗面所などのプライバシー性の高い場所は型板ガラス(不透明)を使いますし、夜間の安心感のためにスクリーンも設けます。

けれども、『窓の配置そのもの』でプライバシーを解決できていれば、

日中はカーテンなしで過ごせる。という考え方です。

 

■空を切り取り、間接光で満たす

特に南面の窓については、

日射取得よりも『日射遮蔽』に重きを置く時代

になりました。忖度なしに照りつける太陽から、いかに室内環境を守るか。

例えば、吹き抜けの上部にカーテンの不要な窓を設け、切り取られた空を眺める。

そこから差し込んだ日射を壁に反射させ、柔らかな間接光として部屋の隅々まで落とし込む。

窓の先の景色を、何も遮るものなく眺められること。

それこそが窓の本来の姿であり、住まいの最大の魅力だと思うのです。

 

 

本来の住まいづくりの日々に

1日も早く戻りますように

 

 

 

 

 

 

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