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一級建築士事務所 Eee works
『あれこれ考える』シリーズ家づくりのはじめに探訪記
各地の新聞をめくって見えてきたこと

お盆休み、しまなみ海道や瀬戸大橋を経て瀬戸内を巡る道中、各地の新聞を買い求めてみました。
8月15日の終戦の日。

中国地方のブロック紙である『中国新聞』と、

香川の県紙である『四国新聞』の
1面には、全く同じ(一言一句)全国戦没者追悼式の記事が掲載されていました。
おそらく、加盟社へ記事を配信する共同通信社などの配信記事を活用されている形と思われます。
原爆の記憶を持つ広島や、大規模な空爆を経験した高松。それぞれにとって先の大戦は決して風化させてはならない記憶のはずですが、8月15日の紙面を見る限り、かつてのような地域独自の掘り下げは少し薄れつつあるのかもしれません。
(広島の8月6日の紙面では、また違った独自の熱量があったのかもしれませんが)
■電車の風景と、失われつつある『偶発的な出会い』

また、日本経済新聞の中国版と四国版を比べてみるとカラー印刷と白黒印刷の違いがあったり、香川で日経新聞を探すためにコンビニや駅、書店を7軒も巡ることになったりと、思わぬ発見がありました。
(そもそも、多くの駅が無人化していて売店もない駅が多い)
スポーツ紙に比べて経済紙の扱いが極端に少ない現実に、地方の人口同国や、過疎化のリアルが透けて見えます。
10年前の朝の電車内では当たり前に見られた『新聞を折りたたんで読む』姿も、今ではほぼ皆無となりました。
新聞の良さは、自分が求めていない情報も同じ紙面の中で自然と目に入ってくる
『偶発的な出会い』にあります。
それが今や、スマートフォンやSNSの検索履歴に基づいた『自分好みの偏った情報』ばかりに囲まれ、それが社会全体の総意であるかのように錯覚する風潮には、
強い危機感を覚えます。
■変わる時代と、45年変わらないもの

均一化や効率化が進む一方で、地元のお土産物SHOPで目にした
徳島製粉の『金ちゃんヌードル』にはホッとさせられました。
どんぶり型の『きつね』と異なり、フタと器が2重構造になった金ちゃんヌードルの
独自のパッケージ。
しょうゆがスタンダードで、『しお』は今回初めて見ましたが、あの独特の器は少なくとも45年前の記憶から変わっていません。
時代とともに変わっていく便利さは受け入れつつも、その土地に根付いた文化や、変わらない良さを持つもの。
そうした『変わったほしくない価値』を、ふるさと納税などの直接的な支援も含めてどう残していくべきか。
瀬戸内の風に吹かれながら、地域が持つ固有の豊かさと均一化について考えさせられたお盆の終わりでした。
今回も長文お付き合いありがとうございました。
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