住まい手の想いに寄り添い
納得いく予算で
浮かび上がるカタチを磨き上げる


住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ住まいのエネルギー健康な暮らしと住環境暮らしを整理する設計

2026-08-22

高断熱住宅で、『湿度が下がらない問題』の対処法  Column436

高断熱住宅で『湿度が下がらない問題』の対処法

この夏OB様よりこの様なご相談をいただきました。

『家の中は涼しくなるけど、ジメジメ感が思う様に抜けてくれない』

実はこれ、高気密・高断熱住宅の中でよく起こる現象です。

住まいの断熱性能が高くかつエアコンの性能が高いほど起こりやすいという

一種のパラドックスでもあります。

 

■なぜ高断熱住宅では湿度が下がりにくいのか

家庭用のエアコンは、室内の空気を吸い込み、内部の熱交換器で冷やして

室内に戻す循環構造になっています。

空気を冷やす時、熱交換器に結露が発生し、その結露水がドレンホースを通じて

室外に排出されます。

夏場、室外機の付近から、水が出ていると思いますが、それが、

室内から取り除かれた水分です。

つまり、エアコンが除湿するためには『コンプレッサーをしっかり回して、

内部の熱交換器を結露させ続けること』が必要です。

しかし、外気の影響を受けにくい高気密高断熱住宅では、エアコンをフル稼働させなくとも

すぐに設定温度(例えば26℃)まで室温が下がってしまいます。

設定温度に達すると、エアコンは運転をセーブ(サーモオフ・極小運転)します。

この運転になると、熱交換器は冷えなくなり、十分に結露水が発生することなく、

除湿運転が止まってしまいます。

これが、『温度は下がるのに、湿度が下がらない』根本的な原因です。

 

■留守中に試す『家まるごと除湿』の荒療治

では、この現象をどうすれば解決できるのでしょうか。

少し思い切った方法ですが、私がお勧めしている方法が

『お出かけ時の最低温度運転』です。

1、午前中のお出かけ時など、不在の時間帯を利用する。

2、可能な限り室内のドアは全開にしてください。

3、エアコンの設定温度を最低(18℃前後)にして、2時間ほど冷房運転する。

4、帰宅の1時間前くらい前に運転が切れる様、オフタイマーを設定しておく。

室温が26℃の空間で、18℃設定にすると、8℃の温度差があるため、エアコンは

短時間でセーブ運転に入らず、フルパワーで運転し、結果として結露水を排出し続けます。

室内は、一時的に冷え込みますが、タイマーで停止したあと、壁や床の熱、

太陽光によって通常の室温(26℃前後)へゆっくり戻る過程で、

空気中の水分量(絶対湿度)が大幅に減っているため、室内はカラッと整う! 

という仕掛けです。

 

■太陽光発電を活用し、お得にエアコン運転

default

高性能エアコンの『再熱除湿運転』はエアコン内部で空気をキンキンに冷やして

結露させ除湿した後、温め直して室内に戻す仕組みです。

今回の方法は、住まい全体を使ってそのプロセスを再現する

『家まるごと再熱除湿』といえます。

太陽光発電が設置されているお住まいであれば、発電量がピークを迎える10時以降に

運転することで、電気代を気にせず実践していただけます。

一夏に1、2回、または湿気が気になったタイミングで、試していただくと、

その後の快適性が大きく変わると思います。

 

■実践時の注意点

一つだけ注意点があります。

冷え切った室温をもとに戻す際、

窓を開けて外気を取り入れることは、避けてください!

せっかく排出した水分を、再び大量に室内に取り込むことになります。

窓は閉め切ったまま、太陽光などを利用して自然に室温を戻るのをお待ちください。

『ジメジメを感じたら、お出かけ時に最低温度で2時間冷房(帰宅1時間前に切れる様タイマー設定)』

高断熱住宅ならではの夏の除湿のコツとして、

参考になれば、幸いです。

 

 

 

 

今回も長文お付き合いありがとうございました。

長押しタップでInstagramもぜひ👇

このコラムを読んだ人は、
こちらのコラムも読んでいます

無料相談会へのお申し込みは、お気軽に下記よりどうぞ!

お電話は月~土曜日AM9:00-PM8:00まで / メールは24時間いつでもどうぞ

  • お名前(必須)
  • ふりがな(必須)
  • メールアドレス(必須)
  • お電話番号(携帯可)

▲ページTOPへ