住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『あれこれ考える』シリーズ
香川県 東かがわ市
人口:31,004人
(平成30年11月1日現在)
平成20年11月には、38,897人であった人口は、この10年間わずか2回それぞれ、21人、172人増加したのみ。
あとは、すべての月で、前月を下回る。という減少の一途を進み、この10年間で約7800人減少しました。
全国の市町村で進んでいる人口減少ですが、ここでも例外なく確実に進んでいます。
そんななかで、
最近、新しいバイパスができました。
最近、新しいひとの駅という箱物建築ができました。
ずいぶん前に
高校生の時、毎日通ったパン屋さんは更地になりました。
高校生の時、週一で通ったお好み焼きはさんは、倉庫になりました。
商店街は、空き家になり、手入れされす、『割れ窓』が目立っています。
しかし、
そんな中、母校三本松高校が2017年
ほぼ東かがわ市出身の選手で全国ベスト8に躍進したことは、
まさに快挙!地元の誇りです。
大切なことは、
地域がどうであれ、そこでは確実に暮らしがあり、日々を懸命に生きる人がいる。
瀬戸内の海に沈む、美しい夕日の見える景色がある。
だからこそ、
人口密度の200人/1K㎡
の街で進めるべきは、新しい道路や、箱物建築の計画ではなく、ロスをなくして、魅力をいかに富に変えるかの検証であるように思います。
これから更に、高齢化率はどんどん上がります。
箱物建築を作るのではなく、
移動市役所を、不要になった既存のスクールバスを改造してやってみてはどうか。
自由な移動手段のない、買い物に困る独居老人を、市のタクシー会社と連携して、巡回バスを使ってスーパーまで送迎してはどうか。
何れにしても、箱物を作って、今後の維持管理費を考えれば、はるかに安いはず。
点在し、空き家が目立つ集落に新たな下水道網は必要ないと思う。
必要なのは、スモールシティーの検討であり、地域の富が外に流出しない地域循環エネルギーについて真剣に考える。ことだとつくづく思いました。
暮らす人から、
『もう無理やからな・・・。』
と聞くのではなく、
『なかなか、良いよ』
と聞ける様、自分は何が出来るのか。
改めて、考えて見たいと思います。
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