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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

住まいのエネルギー健康な暮らしと住環境

2015-03-24

パッシブハウスジャパン5周年記念大会 Column012

パッシブハウスジャパン5周年記念大会   2015.03.24
 
パッシブハウスジャパン(以下PHJ)の5周年記念大会に初参加してきました。
パッシブデザインとは、「太陽、自然環境に素直な設計」という事ですが、その
設計思想に基づき、家全体の躯体性能を高める事で機械設備に頼らず、
床面積辺りの使用一次エネルギー、冷暖房負荷の厳しい数値基準を満たした
躯体性能を有するものがパッシブハウスです。
その躯体性能を実現する、設計、施工、部材、防腐、防蟻、のスペシャリスト
が年に一度全国から集まる大会です。
 
午後からの参加でしたが、午後から東京都市大学 宿谷 昌則 教授の基調講演
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人は24時間のうち平均すると90%は建物の中で過ごす。
室温は高いのになぜ寒く感じるのか。
熱の定量的な理解。エクセルギーとは。
など、データに基づき感覚的ではなく数値的に温熱感を理解するという内容で
「身近で使っているエネルギーを抑制する事の重要性」を認識する講義でした。
 
続いて、東京大学大学院 前 真之 准教授の基調講演
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次世代省エネ基準を実務者としてどう理解すべきか。
盲目的に太陽光を推進した先に有るもの。
よって、住宅の目指すべき快適環境の実現の方法とは。
事前の配布資料からはなれアレンジの効いた講義内容は切れ味鋭く、小気味
よく、データもさることながら、向かうべき方向を認識させられる講義でした。
 
続いて、PHJの森代表理事、松尾理事、西方設計・西方先生を加え、パネル
ディスカッション。こちらは実務的なスペシャリストのお三方を加えてのトーク。
実務者として現場で培った感覚をご披露頂き、先の理論的な感覚を補完して
頂くという何とも贅沢な午後の部でした。
 
昨年から、高性能サッシがYKKapから発売、追ってLIXILからも発売され、サッシ
の高性能化の元年と言われました。パッシブデザインでの家造りの重要部材
で、冬の日中 太陽熱を最大限取り込む性能が有りながら、夜間気温が下がっ
ても、サッシの温度が下がらず冷気を通さず、結露しない。というサッシです。
開口部以外でも、屋根・壁・床・基礎も同じで、寒さ・熱さの理屈を理解して、
正しく対応すれば寒くなく、暑くない家が出来る。それがパッシブデザインだと。
決してエネルギーの大量消費、大量生産は懸命ではない。と改めて確信した
意義深い大会でした。
 

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