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住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに

2024-03-09

First Plan 八尾の家 column308

First Plan 八尾の家

今日は、八尾の家のファーストプラン提出でした。

 

計画地は八尾市の旧市街のような住宅地。日本全国で同様の光景は広がっていますが、

こちらも古くからの街並みが、徐々に変わりつつあるエリアです。

古くからの街並みは、比較的大きな区画にゆったりとした配置計画で、それぞれの住まいが

共通の仕上げや『つくり』をしていることで、街の雰囲気を作り出しているエリア。

しかし、時代の流れでその区画が分割され、効率化・商業化された住まいが何件か立ち並ぶ

区画が、ポツポツ出てきている。そんな街並み。

 

我々Eee worksは、効率化も商業化も否定しませんし、ある部分では重要な事だと

思っていますが、メンテナンスフリーを大々的にうたう商材よりも

時の経過とともに、表情が変化し『風合い』の出る住まいが良いと思っています。

設計、素材の選定、仕事も、手間は掛かりますが、その『手間』が時とともに『あじ』となる。そんな住まいが理想です。

その理想を安全に健康に暮らせる住まいとするために、

『耐震性・断熱性・耐久性』

が手段として必要。そんな考えの事務所です。

お声かけ頂いたのは、昨年の秋頃です。

写真は、年末訪問させていただいた時のもの。

 

住まい手はこれまで色々と『いい住まい』を模索してこられていて、

さまざまな見学の機会には足を運ばれ、書籍からもさまざまな学びを積み重ねられ

色々とご覧になる中で、

私たちの 暮らしやデザインに重きを置き、しかしそれを補完するために

『手段としての性能』が必須。という考え方に、興味を持ってくださり、ご訪問くださいました。

初めてお会いした時に、Eeeworks columnやさまざまな場所で見聞きした

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『性能は手段 という部分に興味を持った』

とのお話はとても嬉しかった記憶があります。秋頃にそのお話をお聞きして

随分とお待たせしてしまいましたが、ようやくFirstPlanの提出となりました。

住まい手さま 大変お待たせいたしました。。

当初のご要望にいただいた。という事もありますが、当初、現地にお邪魔した時、

そこに2階建ての住まいが建つイメージが湧かず、平屋でご提案しよう。というイメージを持ちました。

プランを作り始めた時、大きな切り妻屋根をどう掛けるかという屋根検討からスタートしましたが、

平屋ならではの大きな切妻屋根を住まいの中でダイナミックに感じられるような空間にならないかとの思いから、その屋根を室内で、登り梁を表す方法で、露出することを考えました。

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梁の表し空間は過去にも、『茨木の家』でも使った手法で、構造体が室内に表しになる事で、

ソリッドな空間になることが魅力です。

ご家族構成は、お子さんが独立された やさしく柔らかい雰囲気のご夫婦と親。そして

ワンコが2匹という1.5世帯の計画です。

円熟した個人が3人+2匹という計画ですから、テーマは、

程よい距離感。それぞれのお気に入りの場所を住まいの中に点在させる。

がテーマのプランです。

日射の取り入れ方はこれまで同様、南面に大開口を集中させ直射日光をガンガン取り込む計画は避け

南面は深い庇を設け屋根の棟の部分に日射取得用の開口を設ける計画としています。

こうすることで、住まいの奥まで明るさが届き かつ直射日光がテーブル面やリビングのくつろぐスペースに直接差し込まないようにできます。

エネルギーの最大化はもちろん必要ですが、

・眩しすぎる。

・全開口では、お向かいさんから丸見え。

これでは、結局その開口は生かされず、カーテンを閉めてしまうことになります。

窓をつけるからには、そこから

外と繋がっていただきたい。

・空を見ていただきたい。

・緑を見ていただきたい。

・季節感を感じていただきたい。

という思いがあるので、窓を開ける位置、周囲からの見え掛かりは注意を払っています。

窓の考え方は『全窓 透明・カーテンなしで成立』 を念頭に置いています。

もちろん 敷地条件により無理なことも多々ありますが、スタートがそこにあるだけで、

開口の考え方は、大きく変わると思います。

本日First Planを無事 提出させていただき 模型と図面を眺めながら、

いろいろな話が出来ました。 

提出するファーストプランは私なりに コレだ! というところまで

検討したプランであることは間違いありません。

ただ、それがただ一つの正解!でもありません。

そのプラン・模型をいろいろな角度から眺め、説明し、意見を聞き 練り込み

そのプランが、より進化していく。そのための土台です。

この土台の話がとても重要で、これが十分に練りこめていると、設計者と住まい手の

考えが、共有できてくる。結果、判断が似てくる。

この、『似てくる』瞬間が設計者としてとても嬉しくて自信が持てる瞬間です。

プランと模型をお預けして、今のライプスタイルでこのプランの中を歩き回ってください。

とお話ししてきました。色々な疑問や、発見があるかと思いますが、

その結果をお聞きするのが、今から楽しみです。

それぞれを検討することで、プランは磨かれていきます。

少し先になりそうですが、次回楽しみにしております。

カエルの置物の似合うかわいい庭の住まいが出来るよう頑張ります。

『模型、壊れても構いません!笑』ので、屋根剥がしても結構です。じっくりご覧ください。

本日は、ありがとうございました。

 

 

最後に、

お待たせしております方々、長らくお待たせいたしまして、すみません。

順次進めておりますので、もうしばらくお待ちくださいませ。。

 

 

長文お付き合いありがとうございました。

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