住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『住まいを考える』シリーズ家づくりのはじめに
設計事務所は『ラジオ的』が良い!

明日、仙台でYKKAP主催で工務店の方々を対象にお話しさせていただきます。
どうしても盛り込みたかったけれど、内容的に時間的に難しそうなので
『設計事務所や地域工務店が向かうべき姿』
ってこれじゃないか!についてここで、書いておこうと思います。
■『バス』を追う強迫観念からの脱却

今や世の中は、SNSや動画による
『アテンションエコノミー(注目経済)』の全盛です。
パッと目を引き、一瞬で拡散される
『バズ』を追い求め、効率とスピードばかりが先行する。
しかしそうした『次々消費される』刺激に私たちも、住まい手も少し疲れてきているのではないでしょうか。
最近 橋本吉史著『ラジオ最強説』を読み、ハッと思いました。
私たち少人数の設計事務所や地域工務店は
『ラジオ的』であるべきだ、と。
■『火がつきづらいけど、消えにくい』炭火のように

橋本さんはラジオを飲食店に例えています。
『1日に1000人来て、翌日に900人いなくなるよりも、1日10人しか
来ないけど、いなくなる人がゼロでそれが何十年も続く、だったらどうだろう。
時間はかかるが、コミュニティとしては最終的に人が多くなるはずだ。』
このように、ラジオはSNSやテレビと違って即内容が通じるようなものではなく、
時間をかけてじっくりゆっくりしみ込んでいく。
そんなメディアです。そして聞いているラジオリスナーも、なかなか、そこを離れない。
それこそが、根強いファンが生まれるラジオというメディアなのだと思います。
『一度決めたら変えにくい床屋や美容室』のようにそれは
『付きづらいけど、落ちにくい筋肉』であり、
『火がつくのは遅いけれど一度つけば消えにくい炭火』のような信頼関係です。
■『バス』よりも「定点観測」

建築も、また同じです。
目新しい設備や、インパクトのある仕様
『映える動画』
一瞬で全てを解決する魔法の杖が欲しくなる。でもそれらを追い求めれば必然的に
長期戦より『短期戦』を強いられます。
しかし、本当に価値があるのは
流行を追わず、じっくり練られた『企画』であり、
その『企画』をゆっくり確実に積み上げ、発信し続けることです。
毎日ファンが一人づつ増え、そのファンが確実に残ってくれる。
一見地味で遠回りに見えるか漏れませんが、
住み始めてからが本当の意味でのスタートの『住まい・建築』にはこのラジオのような積み重ねこそが、理にかなった戦略だと思うのです。
■仙台の工務店の皆様へ
明日、仙台でお会いする工務店の皆様にも、ぜひこの話を伝えたい。
『バズ』という一見即効性の強そうな刺激を追わず、ラジオのように長く聴かれ
深く愛される『街のコミュニティの核』を目指しませんか。
設計事務所・地域工務店はラジオ的であれ!
この言葉を胸に、明日の仙台では 皆様と熱いお話が出来ればと思います。
今回も長文お付き合いありがとうございました。
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