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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『あれこれ考える』シリーズ『住まいを考える』シリーズ

2023-10-21

カメラとレンズで温故知新 column289

故きを温ねて、新しきを知る

父から譲り受けた 

CANON FX とレンズ3本がメンテナンスから帰ってきました。

父が購入したのは、50年前くらい。

その間、丁寧に保存はしていたものの、使用による汚れ、レンズのがたつきはそれなり。

中古市場での注意書きで言い換えると、 

『状態C;使用によるスレ、汚れ、がたつき』

という表現になる状態だと思います。

正直カメラもレンズも、銘品という希少品ではありません。

中古市場で購入すれば、はるかに安価に購入できるものを、そこそこ費用をかけて、メンテナンスをしました。

しかし仕上がって戻ってきて、改めてメンテナンスしてよかったと思っています。

このカメラには、機械という以上に『想い』が乗っかっています。

私の幼少期・運動会・そのほかアルバムに収まっている写真の全ては、このカメラとレンズで

撮ったものです。

中学生の時、オリオン座を長時間露光で撮影したのもこのカメラとレンズ。

いろいろな想いがこのカメラとレンズには、乗っかっています。

 

そして、おそらくこれから先このカメラとレンズのメンテナンスは年々難しくなるでしょう。

部品がなくなり、そして何よりその技術を持った人がいなくなる。

 

 

と、ここまで書いてみて、、

そうです。これ、

建築業界と全く同じ状況です。

建築業界も、技術者不足は深刻で人員・成り手共に減少。

 

そして、カメラに乗っかった『想い』と同じく、もしくはそれ以上に

カメラ・レンズやその他、さまざまな『想い』の詰まった『住まい』を作っている。

という点も、共通しています。

 

今まで住んできた住まいを建て替えるならそれは尚更で、今までそこで暮らした想いがある。

それを、場の想いとして少しでも読み取って、盛り込めないか。

そんなことができれば、そのご家族にとっては特別なものになるのではないか。

そう考えています。

私たちは『住まい』を創ることを生業としていますが、だからこそ創るものの矜持として大量生産のような作り方ではなく

一つ一つ『想い』を汲み取りながら

『そこでしかできない空間を丁寧に作っていきたい。』

そう思います。

 

さて、カメラとレンズは、一旦復活しました。

このレンズをフィルムカメラにつけて、昔の通りに『パシャパシャ』といきたいところですが、

昔とは、ずいぶん勝手が違って、カメラのフィルムはかなりの高級品。

36枚撮り1本 ¥2,000ー 、、、、。

流石に、パシャパシャは無理。

今、レコード版が、リバイバルブームで、新譜もLPレコード同時リリースされる時代。

私の青春時代は、LPからCD。カセットテープからMDへの変換期。

カメラも、『写るんです』が再び流行ってるとも聞きますので、もう一度フィルムも

復活してくれれば、気軽に買えそうです。

ともかく、今は、オールドレンズ+デジタル一眼の組み合わせで、いい感じの写真を撮っていきたいと思います。

カメラ・レンズのメンテから、

建築業界の今。職人不足の時代に技術を残すべく、手仕事を大切にしたいこと。

そして、『想い』を丁寧にすくいとり住まいを作っていく。

そんな想いを新たにしました。

それにしても、我が父、現像するまで、確認もできないフォルムカメラで

撮り損じがほとんどなかったと思います。

一枚一枚、考えてシャッターを切っていたんだと思います。

スゴイ!

そこから学んで、改めて『何事も一つ一つ丁寧に!』

を学んだカメラとレンズでした。

大事にします!

 

 

長文お付き合いありがとうございました。

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