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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

健康な暮らしと住環境

2019-01-15

高気密高断熱住宅の住まい手談 『お正月』Column232

高気密高断熱住宅の住まい手談話

『お正月』の雑感

今日、ある高断熱住宅にお住いの住まい手さんと話をしていました。

年末年始をご夫婦のご実家に帰省されたらしく、その先の住まいが

『無断熱』

だったそうです。到着後、すぐにお子さんが風邪をひかれました。

しかし、ご実家近くの医院は休診。

近くのドラッグストアは営業しており、そこで市販薬を購入し、しのがれたようです。

暖房を強運転しても、

石油ストーブを足しても底冷えし、

全く暖かくならない。

 

これは、暑い空気は部屋の上に集まり、冷たい空気が足元に溜まる。

そして、床付近から、外気がスースーと入ってくる。という現象で、

無断熱で、気密の取れていない住まいの特徴です。

足元は、ひんやり寒く、

頭はのぼせる様に暑く、

お子さんは『暑い』

と言って薄着で過ごしたらしいです。

 

その結果『風邪』をひかれ、この状況になったとのことで、

この体験から、住まい手さんは、

『暖かさ』には質があって、ただ、暖房をつければ暖かくなるのではない!

ということを身をもって理解されたそうです。

 

実際、

現在の住まいは、エアコンを20度設定で弱運転しているだけで 

室内温度は20度付近をうろうろしています。

 

ご実家では、

エアコン26度強運転

石油ストーブ 

で、頭は暑く、足元は寒く、暑いのか寒いのかわからない。

 

『なぜこれほど違うのか?』

『今まで自分達もここに居たのが不思議。。』

とおっしゃっておられました。

 

これが、『無断熱住宅』の現状であり、両方を体感された方の『率直な感想』です。

 

その上で、『では、どうすればこの様な高気密・高断熱住まいが増えるのか』

との話になり、事実上見送りになりそうな『基準義務化』についてなど、

実務者として、もっと努力をしなければならない現状の再認識となりました。

 

我々はこの『温度の差と質』の違いを『説得』ではなく『体感』を持ってご理解いただく努力を続けなければいけないと、改めて思いました。

 

『どうすれば、わかりやすく伝えられるか』

ここが我々実務者が、考えなくてはならないところで、求められているところです。

 

明後日1月17日は、阪神淡路大震災から24年を迎えます。

希望の住まいが、『地震やヒートショックで命を落とす事』がなくなる様にしなくてはいけない。そう思います。

震災で、お亡くなりになられた方々にご冥福をお祈りしますと共にご遺族の方々に心よりお悔やみ申し上げ、実務者として、気持ちを新たにする1日にしたいと思います。

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