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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ家づくりのはじめに暮らしを整理する設計

2020-05-06

家にいるなら、やっぱり楽しい家が良い。column260

家にいるなら、やっぱり楽しい家が良い。

このGWは、今までにない特別な期間となりましたね。

外出自粛! STAY HOME!

 

こんな時間を過ごして、これから『家』の過ごしやすさ 

はますます大切になってくると感じています。

 

STAY HOMEがむしろ楽しく、ストレスなくゆったり過ごせて、豊かになる住まい。

そのカギは『すきまづくり』と手段としての『エコハウス』

にあるのでは、と思っています。

 

目次

1、住まいに求められる安全安心

第一に暮らす家が、地震・台風で倒れることなく、

家の性能により、ヒートショックをはじめとした病気にならず、健康で過ごすことができること。

 

本来英気を養うべき家が、病気、ましてや命を落とす原因になってはいけない。

当たり前の話ですが、この当たり前が、満たされていない家が新築住宅でも実はけっこう多い。

 

では、これらが 満たされればそれだけで十分でしょうか。

私たちは、これらを満たしたエコハウスの先にもう一歩 進みたいと思っています。

 

2、ストレスとリラックス

ストレスの多い社会に生きる私たちは、そのストレスを解消するために、

様々なリラックス方法を持っています。

 

映画を見る。山に登る。

海に行く。呑みに行く。

おしゃべりする。ジムに行く。

などなど。

 

好きなことに没頭して過ごすことで、スーッと消えて行くストレス。

しかしこれが、『STAY HOME』で大きく変わりました。

在宅勤務に学校休校 突然今までのルーティーンが変わりリラックス方法がなくなりました。

 

これは、例えると

夏休み子供が家にいることで、増える家事負担。

それが期限未定。

仕事帰りにストレス解消に行っていたジム休業、飲み会無期限延期。 

みたいな感じ。

 

今まで持ち込まなかった様々なもの・コトを家に持ち込んだことによって、

『家にいる』ことがストレスになりつつあります。

 

今は、急なことで仕方ないかもしれません。 しかし、これは住まいのあり方を大きく見直す

チャンスでもあると思っています。そしてこれは、新築の住まいだけでなく、今の住まいも

使える考え方です。

 

3、外出自粛で見えてきたこと。

今回の外出自粛により、やや強制的ですが、

ZOOMをはじめとするWEB打ち合わせツールが、一気に利用者拡大しました。

初めて、Web打ち合わせに触れた方も多かったのではないでしょうか。

私たちもほぼ、初めてでしたが、少なくともWEB打ち合わせのハードルは無くなりました。

コロナ収束後もその利便性から、継続される企業も増えるでしょう。

 

これまでの打ち合わせ場所の確保と、その場所までの移動が必要なくなったことは、

やはり大きな変化だと思います。

 

空気感が共有できなかったり、デメリットもあるので、全てが置き換わるとは思いませんし、

望みませんが、一定数置き換わることと思います。

 

そこで、住まいはその変化に対応しているか。ということです

これまでは、ほとんどの計画で在宅ワークを基本に考えていなかったと思います。

 

家は、仕事を終えて帰りくつろぐ場所でした。

朝になれば、また出かけ、仕事を終えるまではほぼ無人。

それが、今回は在宅率が一気に上がり様々なことがおきました。

 

 

4、これからの住まいづくり

今まで昼間は、ほとんど使ってこなかったエネルギーを多く使うようになり、

これからは、リビングの兼用学習スペースはもう少し本格的に考える必要があるでしょう。

これからはリビングと個室という『解放』『閉鎖』の両端ではなく、その真ん中空間のような

開かれたリビングだけど、くぼみのような居場所、囲われていても程よくみんなの気配は感じられるような半個室。

 

テーブルでも、真正面ではなく、はす向かい に座ると楽に話せますよね。

住まい計画でも同じような考え方が必要になってきていると思います。

 

家の中で作る家族それぞれのお気に入りの場所。

そこにお気に入りの椅子をおくのもいいです。 小さなコーヒーテーブルや数冊の本棚もセットで

あると、なおリラックスできそうです。

 

リビングに隣接したデッキスペースはどうでしょうか。

リビングの窓を開放して、ダイニングチェアをデッキに引っ張り出してみる。

たまにはそこで食事もいいと思います。いつものお弁当を外で食べた時の 美味しさ割り増し感が

日常で味わえます。

窓の外の緑を見ながら勉強やテレワークというのもいいでしょう。

ただ、この場合は北面がオススメです。

 

窓といえば、日射熱利用や採光の面から、南で大きく。と考えがちですが、南面の直射光は

眩しすぎて、落ち着いた空間になりません。

一方北側は、南からの太陽光に照らされたものからの反射光が主な明るさとなり、

眩しさが抑えられた落ち着いた光になります。

 

写真でも、『順光』『逆光』と言って、自分の背中に太陽を背負うような位置で写真とりますよね。

光で照らされたものを見る。これが一番キレイに見えます。

この窓の外に少しでも構いません。植栽があれば、葉に光で陰影ができ、風で葉が揺れ、自然を感じることができます。

焚き火の火は眺めているだけで、リラックスできるのと同じで、自然が作る陰影はとても

落ち着くものです。

 

一見無駄と思うような、明確に用途のつかない『すき間のような空間』が、テーブルではす向かいに座るような効果を住まいに作り出すのではないかと思います。

 

 

4、そして最後の話。手段としての『エコハウス』

 

このような計画をする場合、とても大切なことは、これらを全てメリットとして使い切るための

計画です。

 

『エコハウス』は手段といいましたが、例えば、先ほどの北の窓の前のスペース。

窓の前に植栽も植えた。デスクもセットしている。さあ、楽しもうと思った時に、

ガンガンと突き刺さる冷気。

ベッタリ張り付く結露。

これでは、台無しです。昼間家にいることも多いと、この窓は、室内の暖房熱が漏れ出す窓になります。

リビングの大きな窓も、寒いだけ・暑いだけの年中カーテンの閉まったものとなってしまいます。

これでは、メッリトどころではなく、『やめときゃよかった』の残念スペースになります。

そのために、温度変化の少ない窓、熱を逃がさない壁の断熱性、さらには、程よくプライバシーが確保できるような目隠しの計画がとても大切です。

 

家で暮らす家族の 時間軸・趣味・独自の当たり前を丁寧に計画に落とし込んでいく。

そしてそれが住まいの中の自分スペースになるように、高断熱・高気密の技術を手段として使う。

住まいが、安心安全であることは当たり前。

STAY HOMEがむしろ楽しく、

ストレスなくゆったり過ごせて、

豊かになる住まい。

そのカギは『すきまづくり』と

手段としての『エコハウス』

 

にあるのでは、と

コロナこもりの今 思います。

 

長文お付き合いありがとうございました。

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