住まい手の想いに寄り添い
納得いく予算で
浮かび上がるカタチを磨き上げる


住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『あれこれ考える』シリーズ

2023-08-26

カメラとレンズ 再考 Column281

カメラとレンズ 再考

私のカメラとの出会いは、保育所に通う頃で、写真を撮る父の代わりに

『貸してー 撮る!』

がカメラととの出会いだと思う。写真が残っているので、それは間違いない。

当時はもちろん 小学生の頃も、カメラの良し悪しは全くわからなかったけど、

最近レンズの良し悪しが少しばかりわかるようになって、

当時(50年前)父が使っていたカメラとレンズは、『そこそこ良いもの』だったことがわかった。

CANON FX  50mm 1;1.8

カメラとレンズの価値として、

カメラは消耗品 レンズは財産 という言い方があります。

確かに、カメラは、今は一眼レフのカメラも、オートフォーカスが当たり前で、

その中の一機能として、マニュアル撮影モードがある。という程自動化されている。

 

昔のカメラは、マニュアル撮影が当たり前で、

光の量を調整する絞りや、シャッタースピード、を自ら調整し、

もちろんピントを自分で合わせてシャッターを切るカメラばかり。

それが、どんどん進化し、シャッターを切ること以外は、ほぼカメラが

 

『押せば良い感じのおまかせ写真』

を撮ってくれる機能が当たり前となっている。

そこに持ってきて、昔のカメラは、旧車と同じく、親切機能は全くなく、

手間がかかる『骨董品』的な価値。(私はその手間隙を「愛嬌」と考える側ですw)

ということになるのだと思います。

なので、新しいカメラの登場=新機能の上書き となり、旧モデルは追いやられていく。

というよくある図式

 

一方レンズ。

こちらは、旧東ドイツ製のカールツアイス・イエナというレンズで

フレクトゴン20mm F4 1970年台のレンズ。

これは、保存状態が良いことが前提とはなりますが、

カビや曇りが無ければ、今も十分活躍できる『価値』があるレンズが多い。

私にはそこまで専門的な知識はないけれども、最近出会った

大阪のマツバラ光機 👆Click

というレンズ・カメラの『いき字引き』

のような人に話を聞き、

レンズを購入する機会があり、そこで教わったことによると、

昔のレンズは、ガラスの精製の過程・材料が今のそれとは全く違っていて

含まれる鉱物が違うことにより、光を通した時、その違いから光の通し方が

違ってきているとのこと。

確かに、『オールドレンズ』とGoogle検索してみると、そのレンズで撮った写真が

多く出てくる。

そしてそのほとんどが、今のアイフォンに代表される、

『画面に映るもの全てにピントがピターーーーっと合っている写真』ではなく、

対象物すらも、靄がかかったように少しかすみ、その周囲は虹色の光のリングが

取り囲むように縁取っている。ような

いわゆる『味のある写真』が溢れている。

いやいや、それは撮り方でしょう!というふうに思ったけど、いき字引きの師匠曰く

今のレンズとオールドレンズは、レンズのガラス玉が全く違って今のレンズは、

精製・材料にその『ムラ』がほぼなく、正しい正当な写真が撮れてしまう。

その『正しさ・正当さ』があまり楽しくないんだよね。。

とのことで、私も全く同感です。

しかし、そんなオールドレンズ、、セットできるのは、当時のカメラでしょ。

ということは、フィルムカメラ!

フィルムカメラで撮った写真は、当然フィルムを現像するまで

ピントが合っているのか、ぶれていないか、白飛び、黒つぶれなど、

全くわからない。

私も小学生の頃、父のカメラに白黒フィルムをセットしてもらい首から下げて

近所の建築現場を巡り歩き、工事写真の如く写真を撮って回っていたが、

その36枚撮りのフィルムをカメラ屋さんで現像し引き取りに行った時、

『いやぁ、今回、、、現像するような写真、一枚もないから、

プリントしてないで。。。だから、お金いいわ。』

と言われることも何度かあった。

だから、

「撮れていなくてもがっかりする程度では、終わりに出来ない』

今となっては

オールドレンズ+フィルムカメラはハードルが高いと思っていたけども、

最近は、最新のカメラとオールドレンズを橋渡しする

『マウントアダプター』なる仲介役 があり、

オールドレンズと最新の一眼レフカメラがセットできることを知りました。

こうなると、フィルムの時の一枚の重みは全くなくなり、撮ってすぐにモニターで確認し、

『とにかく沢山撮影』しても減るのはバッテリーのみ。

という今のカメラ事情と同じになります。

 

いやぁ、手軽になりました。

ということで、私のカメラ、CANON に 父のカメラCANONの50年前のレンズをセットして

また、カメラ持って現場行こうかな と。

父が使った50年前のレンズでこれからの景色を撮る。

なかなか、いいもんだと思ってます。

 

長文お付き合いありがとうございました。

長押しタップでInstagramもぜひ👇

このコラムを読んだ人は、
こちらのコラムも読んでいます

無料相談会へのお申し込みは、お気軽に下記よりどうぞ!

お電話は月~土曜日AM9:00-PM8:00まで / メールは24時間いつでもどうぞ

  • お名前(必須)
  • ふりがな(必須)
  • メールアドレス(必須)
  • お電話番号(携帯可)

▲ページTOPへ