住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『あれこれ考える』シリーズ『住まいを考える』シリーズ家づくりのはじめに家具やインテリア
試作制作オリジナルペンダント
最終的には、無垢板を使用する予定ですが
まずはシナベニアにて試作
段ボール試作から1段階昇格して化粧ベニア
段ボールとベニアだと結構難易度が変わります。
段ボールMODELの時は、目検討で作りながら改造するスタイル。
しかしベニアの場合は、そうはいきません
まずは図面からスタートです
図面の後はベニアに墨出し
最近は図面はほとんどCADで書いているので、
色々書いた後、いい位置に移動。しかしベニアはそうはいきません。手書き図面と同じです
まず最初は、傘の部分の円形から作図です
今回は、コンパスの作図可能な半径を超えるので、ビームコンパスという製図道具を使います。
修行時代は、図面は全て手書き。ボタンを押せば円が描けて微調整もあっという間。
しかし、このコンパスでベニアに書くということは、間違ったら消さないといけない
微調整も消さないといけない。何度も消してるとドンドン材料が傷んでいく。。
だから慎重に確認して進めなければいけない。
墨付けした寸法を確認して、いざカット!
カットも、ダンボールの場合はカッターで比較的簡単にカットできますが、ベニアの場合は
ノコギリであらかたカットし
さらに糸ノコで大方整形
その後カンナ掛けして円形に整形
最後はペーパーで微調整
これ円形を作るだけでも、結構大変。
しかも、最終的にはこれを無垢板で作ろうと考えていて、無垢板の場合、木の目が
しっかり入っているため更に大変!!
ベニアは、木を薄くスライスしたものを目の方向を縦・横と順番に貼り合わせてできている板
なので、曲がりにくく反りにくい特徴があります。
なので、カットの際ものこを少々乱暴に動かしても結構しっかり耐えてくれます。
ここで、のこの動かし方を再度叩き込み、無垢材バージョンに備えます。
円形カットをクリアし、次は4枚の羽の部分
ここで、一旦掃除
実は、最初の羽制作失敗しました。
型板で、一枚ずつ墨付けし、切っていくスタイルにしようと思いましたが、
4枚に狂いなく墨付けすることがまず難しい。
小さなパーツなので、狂いも出やすく、カットでも少しづつずれてしまい失敗。
気を取り直して、作り直しは、型板を当てがいその下に4枚のカット前のベニアを重ねて固定
垂直カットの自作治具を使って、垂直切り これで、4枚正確に揃えることができました。
後は、組み立てるだけ。
普段模型を作っているので、垂直カット垂直固定の重要性は、理解しているものの
しかし微調整しながら なんとか固定。
今、接着剤固定中でこのコラムを書いています。
この後、重石を取って固定できていれば完成です
重石を外してしっかり固定できていることを確認して照明も取り付けてみました。
51歳の午後は、照明器具づくりに没頭してリフレッシュ。
52歳までの1年間 明るく照らしてくれたらいいなと
オチもついたので
今日はこれにて終了
長文お付き合いありがとうございました。
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