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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに

2024-12-28

一年が過ぎるのが早過ぎる。。Column349

益々一年が早くなってきている

毎年言ってますが、2024年もあっという間でした。

 

調べてみると、これには科学的な根拠がある様で、

「ジャネーの法則」

というらしいです。

 この法則は「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」というもので、

 解りやすくいうと、歳を取るにつれて自分の人生における「1年」の比率が小さくなるため、

体感として1年が短く、時間が早く過ぎると感じるということです。

私は、現在51歳ですが

私にとって1年は 人生において1/51の時間だけれども、

5歳の子供にとっての一年は人生において1/5の割合だということです。

5歳の子の1年は生きてきた時間の20%の時間に対して私は2%

そして、これは加齢とともに進行する。 

そりゃ、年々早く感じるはずです。

とはいえ、記憶にも残らないほど繰り返しの日々でさしたる記憶もなく過ぎているのか

というと、そうでもなくて今年もチャレンジの多い一年でした。

2024年は 年明けから、

宝塚パッシブハウスの着工 Click☝️

北庭の箕面の家 Click☝️

瀬戸内海に面する南あわじの家

 ほか 各種計画はいずれも、これまでをなぞる様な

計画は一つもなく、全てが、新たなチャレンジの計画でした。

このチャンスを頂けたことに感謝申し上げます。

2011年の東日本の震災を機に私のエコハウスへの取り組みが始まりました。

それまでの意匠一辺倒の計画から、大きく舵を切り『住まいの高性能とどう向き合うか』と

取り組み始め足掛け14年が経ちますが、

私自身の『性能』に対する考え方も大きく変わりました。

 

当初

意匠<性能 の時期

がありました。それまで重視してきた意匠性を性能面と天秤にかけ

どちらを重視すべきか。と自問の日々。

結果として、意匠性を封印して性能を高めることを答えとして設計していました。

結果的に、何も間違いはなく住まいの性能は高まっているわけですが、

これまでと違い過ぎる設計の結果に噛みきれない気持ちを持ち続けていたことも事実です。

性能が向上するにつれ起こる変化の一つに

壁や、窓の枠見つけが太くなる。ということが起こります。

それをどうにかスッキリ見せることはできないか。と考える様になりました。

枠が太くなるなら、細く見せる。

複数の窓をまとめて一体に見える様工夫する。

それは、これまでの意匠設計の考え方そのもので、これまで学んできた意匠設計そのものです。

この頃になると、性能と意匠性の両立を考える様になりました。

これらの時期を経て 性能を意匠でスッキリ見せる から 

性能は意匠・計画を補完する手段として考える

に現在は進化しました。

取り組み当初は、温熱性能・耐震性能・耐久性を追求することは、意匠性が損なわれること。

と考えていましたが、

現在は、両立どころか温熱性能・耐震性能・耐久性が意匠・計画を補完し、

安全で健康的に暮らせる暮らしの器となるその様な考えに至っています。

敷地を見、ご家族の暮らしのスタイルをお聞きし、最適と考えた計画が

温熱性能的には低くなってしまう場合、そのマイナスポイントは性能面でフォローが可能です。

しかし、温熱性能面・構造・耐久性を無視した設計を力技で成立させると言うことではなく、

建築段階から、両方の目線から常に計画を見ていて その敷地、計画内容によって

意匠優位と性能優位が入れ替わる様なイメージです。

その結果として、この年末に宝塚にてパッシブハウスの申請物件が完成しました。

ある意味これまでを総括するまとめのカタチとも言うべき住まいです。

意匠性を捨てなかったことで、passivehouseコンサルタントを担当して下さった

プランリーブル高岡さんには

大変ご苦労をおかけいたしましたが、なんとか申請のスタートラインに立てそうです。

今や、さまざまなコンテストでも、意匠と性能の共存は当たり前化しつつありますが、

私は、この先もさらなる進化に向けチャレンジを続けていきたいと思います。

2024年の締めくくりに先日発売された

Click☝️

『だん20号 新しい家づくり教室』内にて

意匠と性能の両立について執筆させていただいたページもありますので、よかったら

ご覧ください。

 

また、全くの余談ですが、宝塚パッシブハウスほか現場で発生した端材を使って

木又工務店さん作業場にて、正月飾りの鏡餅を作ってきました。

台は、香椿(チャンチン)鏡餅の下段は栗 上段が地とが 最上段のみかんがけやき

みかんの葉っぱはブラックウォールナットです。

全て現場の端材で貯めておいたもので、作りました。

元々手道具での作業は好きな方ですが、木工に没頭する時間は

最高のリフレッシュとなりました。

正月飾りとして事務所にしめ縄と共に収めて、2024年の締めくくりです。

2024年も大変お世話になりました。

では

来る2025年も変わらず精進してまいりますので、変わらずご指導くださいませ。

ありがとうございました。

皆様どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。

 

 

 

 

長文お付き合いありがとうございました。

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