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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに暮らしを整理する設計植栽・外構計画

2025-01-25

建築少年の様に! Column353

努力は夢中に勝てない

設計者として『煮詰まる』時間帯というのは必ずあります。

しかしその時間を

ひたすら手を動かし続けると、今までの『つっかえ』はなんだったのか??

と思うほど、スカっーーーーー!!と抜ける瞬間があります。

そして、その『スカっーーーーー!!』の前兆を感じる瞬間もあります。

キタキタキタキタ!! という感じです。 

なんの話か、、全く伝わっていないと思うので、、w

 

 

まとめます。

住まいの設計は、敷地条件・要望・予算・法規・工期など制約が、沢山あって

その制約をパズルのように組み合わせて『解いていく』ような作業だと思います。

そして、ここが面白いところなんですが、その難易度は担当する人(設計者)によって

変わります。

『敷地条件・要望・予算・法規・工期』この条件が人によって変わる?

どういうことか。

端的にいうと、捉え方によるということです。

具体的には

敷地条件は、『この敷地の条件だとこうしかできない』と言ってしまえばそれまで です。

しかし、『この敷地で、どうにかしてこの条件をクリアできないものかと一筋の光明を探す』

作業をするのでは、難易度は雲泥の差ほど違います。

もちろん『掘りまくった』結果 それが徒労に終わることもあります。

しかし、この作業の先にしか スカっーーーーー!!と抜ける瞬間 はありません。

今日もそんな瞬間がありました。

現在設計をす進めている住まい 『(仮称)さくらの家 』は

目の前の桜並木が美しい敷地でその『桜並木を住まいの中から感じたい』

このご要望から計画がスタートしました。

当然この敷地にも『敷地条件・要望・予算・法規・工期』があります。

最も大きな壁は、計画建物の目前に電柱電線があること。これはこれまで何度も触れてきた

日本の街並みが美しくならない元凶ですが、桜並木のもっと手前敷地境界目前に電線がある。

これをどう捉えるか?ということです。これを『しょうがない』と捉えるか

いや、『どうにかしてこの電線を避けて窓を設計できないか』と考えるか。

ゴールの『桜並木を住まいの中から感じたい』に向かって私の選択はもちろん後者。

選択というよりも、そもそもそこしか見ていない、、。w

もうこれは、『サガ』ですね。だいたい難易度の高い方を選んでいますね、、。

借景とは、近隣の景色を我が景色として窓枠に取り込みお借りすることを言いますが、

借景する景色は美しくあってほしい。単純にそう思ったのですが

当然ながらそのゴールから、窓高さが決まり床の位置、階高を決めるという

通常とは逆の順に設計が進んでいくので、難易度は高めです。

しかし、私本人は、その作業に『しんどい』が全くありません。

むしろ、その作業が楽しく冒頭の抜け出す前兆にワクワクしている状態です。

そんな自分を俯瞰していて『本当に設計が好きなんだなー』と思います。

孔子の言葉に

「知之者不如好之者、好之者不如樂之者」

という言葉があります。

意味「天才は努力する者に勝てず、努力する者は楽しむ者に勝てない」

とのことらしいですが、

アスリートや、著名人もよく言われている

『努力は夢中に勝てない』 

と言い換えられていたりもしますが、

そもそも、その傍目からみたら、『よくそんな面倒なことやるよなぁ』

と思われる作業を、当の本人は 楽しくてしょうがない。と思っているのだから

敵うわけがない。ということです。

 

しんどいとか、時間とかではなく、楽しい

産みの苦しみはあります それも、楽しい

 

今まさにこの状況です。

窓から目前の電線が見切れて、桜だけが窓に溢れることをイメージして進みます。

抜け切って発表できる日が、今から楽しみでなりません。

 

 

 

長文お付き合いありがとうございました。

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