住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに家具やインテリア
造作キッチンとメーカーキッチン
昔は造作キッチンといえば、高級品というイメージがありました。
それは造作キッチン専門メーカーや家具制作会社に依頼することが多かったから
だと思います。 私もその認識でしたし
当時は かなり、、、高級品でした。
最近は、設計事務所や工務店さんが造作キッチンを制作することもあり、
仕様によりますが、メーカーキッチンと遜色ない金額感になってきた様に思います。
今日は、各種メーカーキッチンと造作キッチンという目線で比較してみようと思います。
私はキッチンは、調理機器の役割と当時に造作家具の側面でもあり 住まいの中でも
ちょっと特殊な機器・家具だと思っています。
設備の側面としては水栓金物 浄水器 食洗機 ガス・IH加熱機器 レンジフード
大まかにはこのあたりでしょうか。
造作家具については、扉 引き出し 側板 箱物と面材がそれにあたりますが、
ある程度の面積があり部屋の中で、あの存在感である以上、家具としても意識ぜざるを得ない。
というところが、理由です。
私は、他の一般収納や建具も製作することが多く、その面材とキッチンも揃えたいと思うので、
造作キッチンを採用することが多いです。
寸法も造作キッチンは、自由に設定でき 天板・面材もある程度自由に選べます。
調理機器類も、部品販売していますので、それを組み込み制作し、10-15年後
故障した際は、その機器のみ入れ替える様にし、家具部分はその先も使用可能です。
しかし!! どうしてもできないことも、実はあります。
では、まずできる!という良い面から。
キッチンメーカーのグレード設定は扉のシリーズにより変動します。
表面材が、単色+ツルッとしたフィルムコーティングのものが標準シリーズ
表面に木目や石目の凹凸がついたものから、本物の木製扉の順にグレード=金額が
上がっていく設定になっています。(多くのメーカーです)
この扉が、いずれのシリーズもほぼツヤツヤ仕上げで、部屋の自然素材で仕上げた空間の中で
どうしてもこのキラキラ感が浮いてしまう。
これは、キッチンメーカーは
どの様な使用にも対応できること
↓
マスを対象として最大公約数的回答
商品開発するため当然の方向性なので、否定しているのではありません。
ただ、私たちが目指す自然素材の多い空間の中では、やや浮き気味になってしまう。
この点造作キッチンは、周囲の建具や家具と同じ面材を使用することが可能です。
建具が、チークの場合、キッチンん面材もチークを使うことも可能です。
造作家具のつまみ金物が黒の場合、キッチンも同様に揃えることができます。
結果、キッチンが家具としても見え方をするため、ボリュームが空間内で目立たず
統一感が生まれます。
天板も
人工大理石一体シンク
継ぎ目のないSUSシンクも制作可能です。
使う方の身長に合わせ、天板の高さの調整、奥行きの調整 引き出しの位置・高さ
など各種ミリ単位で調整可能です。
もちろんミリ単位で指定してください!ということではなく、おおよその寸法感と
収納物から最適寸法がありますので、実際の設計段階では、その微調整になります。
ここまで読んでいただくと、なんでもできそうな造作キッチンですが、
どうしてもできない !
こともあります。
それは、各メーカーのキラーアイテムの採用が不可!という点です。
これは、各メーカーもイチ押し商品のため、我々造作キッチン組には
その部品供給はしてくれません。。
まあ、当然ですね。。。。。
その1番手が、パナソニックの三連グリル
2008年にIHパターンが登場しそれ以降今まで変わらず、パナソニックの主力商品に
組み込まれ、あの三連グリルが使いたい!となれば、これだけは、パナソニック一択となります。
あまりの人気に、2010年からは三連ガスも登場
それくらい人気があります。
私も何度か体験していますが、確かに調理の工程に寄り添った設計で、鍋への食材投入前後の
コンロ周りのゴチャつきを大きく改善してくれます。
実際パナソニックは、この製品の特許を持っていて、他メーカーや、
造作キッチンに組み込まれていたら、それは、どんなルートからでしょうか。。。
というモノです。
2番手は TOTOの ほうき水栓
こちらも2016年から登場し現在では、非接触タイプも加わった
『ほうき水栓』
吐水される水の形状が円形ではなく、ほうき状に横長になることが特徴です。
こちらも、根強い人気商品で、単品販売不可となっています。
番外編としては、
こちらもパナソニックの60センチ幅のフロントオープンの食洗機
こちらは、発売当初ということもあり、現在は機器のみ販売されていないと思いますが
おそらく、しばらくすれば販売されるでしょう。
そもそもフロントオープンは、
ミーレ、ボッシュに代表される欧州からの流れです。
しかし欧州の食洗機は、高温で洗浄し洗浄後蓋を開けて蒸気を飛ばすことで乾燥させるため
その高温洗浄に日本製の食器がついていけず、痛みやすいという敬遠する声も実際あり、
それを改善した商品という点で、改善商品という商品かなと思うからです。
あとは、ほぼほぼ、造作キッチンでできないことも組み込めない機器もないかと思います。
高さ・幅・形状も調整でき、内装の空気感とも馴染みます。
ということで、比較!と言いながら、
終わってみたら、
造作キッチンのススメ でした!w
よかったら、ご検討・お声掛けくださいませ。
長文お付き合いありがとうございました。
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