住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『あれこれ考える』シリーズ『住まいを考える』シリーズ家づくりのはじめに
GW趣味時間 かんな台打
GW後半に以前『削ろう会』で購入していたかんなの台を作ってみました。
このGWに挑戦しなければ、お蔵入りの可能性も感じ善は急げということで。
ホームセンターにも売っている『かんな』
DIYではあまり使わないかもしれません。
結構使い方や、道具の調整が難しくて、同じく削るならサンドペーパーが断然楽!ということで、
かんなを使って材料を削っています!という方はDIY上級者と言ってもいいかと思います。
私も、今回かんな台を自分で仕込んでみよう!なんてことを考えて調べてみるまで
全く『かんな』のことは知らなかった。というくらい種類も多く、使い方も奥が深い。
そもそも『かんな』と言ってイメージするのは、
こちら木の台に収まった『かんな』ですよね。
これは日本で使われているもので引いて木を削ります。
西洋カンナという多くの外国で使われているカンナはこちら
これは押して木を削ります。そういえは日本の道具はノコギリも引いてきる道具だし、
『木を挽く(ひく)』という言葉もあるくらい『引く』ということに馴染みがあるのですかね。
そして、日本のかんなもこの様に木の台にセットされているのは進化したものらしく
大元は、『槍かんな』と言って槍型の刃を長い柄に差したものを使っていた様です。
さて、今回購入した刃は『台かんな』の刃のみ!なので、
これの台を自作しないといけません。
予習のためYouTubeで『かんな台』関連動画を調べてみると、いろいろありました。
シンの木工家ラジオさんのYouTubeより
台打ち職人の方!あれ、、このかた先日の削ろう会にいた人!
山本さんという方を発見
そして、この方も確かいらっしゃった様に思いますが、天然砥石の専門家なんですね。
このかたのYouTubeチャンネル 天然トイシnaoチャンネル の中で、かんな台の作り方が
墨付けから掘り方まで詳しく解説しているて、とても参考になりました。
結果を先に報告しますと、一応 刃はおさまりました。 そして出来たかんなで木も削れました。
しかし、刃のガタつきがあったり、刃が少し斜めに挿さっていたりと、
『もう9歩!W』というところ
結果は、当然ですが けどめちゃ楽しかったです。
熱中して墨にのみをひたすら打ち込んで行く時間はいい気分転換になりました。
では、少々その顛末に お付き合いください。
まずは、かんなの刃にピッタリあった台が売ってるわけではないので、
樫の木を材木屋さんで買ってくるところからスタートです。
この時点で素人が手を出す領域をはるかに超えている。
しかしこういう方がワクワクして好きなんですよね。
しかし、この『樫の木』これがめちゃくちゃ硬い、、
杉や檜より圧倒的に硬い。これくらい硬くて重くないと使っているうちに歪むのでしょうね。
まずは台の寸法にカットするところから始まります。
直角水平をかんなで整えたら、墨付けです。
これも予習に習ってつけていきます。
一部よく分からないところもありましたが、最初の台は間違いもあり!と割り切って進める!
墨付けが完了し、いよいよ掘り始めます。
掘り方は、裏の『刃口』と言われるかんなの刃が出てくるところから掘り始める様です。
ここまでは動画の様に掘れました。わずか3ミリほどですが、ちょっと嬉しい。
動画にならいここからは表に移ります。面は掘る深さが深いので、あらかじめドリルで
穴あけした上で掘り始めました。
そのドリルで掘りすぎた部分が、後々まで残ることに、、、
荒堀という大まかに掘った後は、かんなの刃に合わせて幅を調子していきます。
かんなの刃は『鉋身』というメインの刃と裏金という2枚刃で構成されていて、
その裏金の幅に合わせて表面は掘っていきます。じわじわ削りすぎない様に何度も繰り返し
削り厚みの調整は紙で、左右を同じ厚みづつ掘っていきます。これもYouTubeで勉強したもの。
じわじわと突きのみと、コテ型のコテのみで掘るというよりはめくる様なイメージです。
裏金の幅になったところで、一旦完了(実は少し幅を広げすぎてしまった、)
そして最後は、メインの刃が通る『押さえ溝』を掘っていきます。
ここでハプニング!かんなが小さいため手持ちのノコギリが
裏金の幅より大きく入らない。。
細工用のノコギリで、刃が薄くこれで切りたかったのですが、入らないものはしょうがない。
手持ちの他の細いものは、糸鋸しかなく、刃の高さは糸の様に細いけど、
刃の幅は広い糸鋸で切ることに。
(おそらくこれが刺した刃が斜めになった原因かと)
ともかく、押さえ溝を切り込んで、ノミでさらえていきます。
刃を少しづつ差し込みながら微調整 面馴染みや木端返しの微調整を繰り返し
一旦下まで掘り切りました。
刃を差し切ってみると、刃が少し斜めになっていて、おそらく最後の押さえ溝の角度が
左右で若干ズレてる。これが原因かと思います。 これはまだまだ調整が必要ですが、
調整すべきか、次に移るべきか。。。考えどころです。
まぁ。ここまで来ただけでも一旦よしとして、近いうちにまた作ってみようと思います。
改めて、職人の技術と研鑽はすごいなと尊敬すると共に、木工は楽しい!と改めて認識。
子供の頃に、熱中した木工の時間をなぞる様な時間でした。
しばらく、趣味時間のネタには困らなさそうです。笑
長文お付き合いありがとうございました。
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