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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ家づくりのはじめに

2026-06-14

設計事務所は『ラジオ的』が良い! Column426

設計事務所は『ラジオ的』が良い!

明日、仙台でYKKAP主催で工務店の方々を対象にお話しさせていただきます。

どうしても盛り込みたかったけれど、内容的に時間的に難しそうなので

『設計事務所や地域工務店が向かうべき姿』

ってこれじゃないか!についてここで、書いておこうと思います。

 

■『バス』を追う強迫観念からの脱却

今や世の中は、SNSや動画による

『アテンションエコノミー(注目経済)全盛です。

パッと目を引き、一瞬で拡散される

『バズ』を追い求め、効率とスピードばかりが先行する。

しかしそうした『次々消費される』刺激に私たちも、住まい手も少し疲れてきているのではないでしょうか。

最近 橋本吉史著『ラジオ最強説』を読み、ハッと思いました。

私たち少人数の設計事務所や地域工務店は

『ラジオ的』であるべきだ、と。

 

■『火がつきづらいけど、消えにくい』炭火のように

橋本さんはラジオを飲食店に例えています。

『1日に1000人来て、翌日に900人いなくなるよりも、1日10人しか

来ないけど、いなくなる人がゼロでそれが何十年も続く、だったらどうだろう。

時間はかかるが、コミュニティとしては最終的に人が多くなるはずだ。』

このように、ラジオはSNSやテレビと違って即内容が通じるようなものではなく、

時間をかけてじっくりゆっくりしみ込んでいく。

そんなメディアです。そして聞いているラジオリスナーも、なかなか、そこを離れない。

それこそが、根強いファンが生まれるラジオというメディアなのだと思います。

『一度決めたら変えにくい床屋や美容室』のようにそれは

『付きづらいけど、落ちにくい筋肉』であり、

『火がつくのは遅いけれど一度つけば消えにくい炭火』のような信頼関係です。

 

■『バス』よりも「定点観測」

建築も、また同じです。

目新しい設備や、インパクトのある仕様

『映える動画』

一瞬で全てを解決する魔法の杖が欲しくなる。でもそれらを追い求めれば必然的に

長期戦より『短期戦』を強いられます。

しかし、本当に価値があるのは

流行を追わず、じっくり練られた『企画』であり、

その『企画』をゆっくり確実に積み上げ、発信し続けることです。

毎日ファンが一人づつ増え、そのファンが確実に残ってくれる。

一見地味で遠回りに見えるか漏れませんが、

住み始めてからが本当の意味でのスタートの『住まい・建築』にはこのラジオのような積み重ねこそが、理にかなった戦略だと思うのです。

 

■仙台の工務店の皆様へ

明日、仙台でお会いする工務店の皆様にも、ぜひこの話を伝えたい。

『バズ』という一見即効性の強そうな刺激を追わず、ラジオのように長く聴かれ

深く愛される『街のコミュニティの核』を目指しませんか。

設計事務所・地域工務店はラジオ的であれ!

この言葉を胸に、明日の仙台では 皆様と熱いお話が出来ればと思います。

 

 

 

今回も長文お付き合いありがとうございました。

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