住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『住まいを考える』シリーズ家づくりのはじめに暮らしを整理する設計植栽・外構計画
ものづくりの現場
私たちは、現場打ち合わせをとても大切にしています。
私は、設計事務所で修行して設計活動をスタートさせてきましたが、
その修行時代に学んだことは良し悪しに関わらず、濃く、濃く自分の中に残っています。
それは図面の書き方に始まり
模型の作り方
住まい手との打ち合わせの仕方、
現場での対応の仕方まで、
多岐にわたります。
それが、その事務所のカラーとなり、受け継がれていくということなのかなぁと思います。
私は、おそらく実務で図面を手書きした最後の世代(28年前頃)だと思いますが、
実務で、図面を描くとはなかなか大変なことで、A2のトレッシングペーパー1枚に
描きたい図面の完成後の大きさを決め、レイアウトすることから始まります。
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CADで作図すると、最後に『位置調整』できますが、手書きの場合、作図位置を間違えると、
致命的。。。描きなおし、、、
『トレペに収まらない』はみ出してしまうわけです。。
これは、かなり辛い。
しかも、その図面のレイアウト、縮尺、各文字の見やすさ、綺麗さまでこだわりがあり、
最後には、図面に書く文字まで兄弟子の字と区別がつかなくなるくらい似てきたものです。笑
今思えば当たり前の話で、我々の図面は現場に意図を伝達するためのツールで、
そのツールが美しいか否かで、読み込める内容も伝わる気持ちも大きく変わる。
ということです。
住まい手との打ち合わせは、本棚を挟んだ向こうの声を図面を描きながらいつも聴いて学んでいました。
『そんなふうに話すんだ。』
『この流れは、そろそろまとめかな』
『そろそろ、お茶からコーヒーに入れ替えるタイミングかな』
などさまざま。
小さな事務所だったので、図面や模型に限らず電話受け、お茶出しまで全てやってこれたのも
今となっては、大きな糧となっています。
さて、その中でも私の中で、今現在も大きく残りまた大きく改良してきたのが、現場対応です。
私は、現場によく通う方だと思います。(比べたことがないので、おそらくです。)
進行中の現場には、定例会議があり実施図面で確認しきれなかったことを現場進捗に沿って
詳細図面を提出し納めていく。
ということが、実務的な事柄ですが、もう一つ。
『現場の空気感を作る』
こちらの方が大切な内容です。
私は現場では、『大工さん・電気屋さん』とは呼ばず。極力名前を覚えて名前で呼ぶ様に
心がけています。何度もご一緒する職人は、ニックネームで呼ぶことも。
私もそうですが、『設計さん』と呼ばれるより『日下さん』と呼ばれる方が、当然気持ちが
入ります。
『初めてなのに、名前を覚えてくれている』と思うだろうし、親近感も湧きます。
現場では特にこの『空気感』が図面にも増して重要なのだと思っています。
図面は、考えを伝達するためのツールとして必要ですが、それよりもこの『空気感』が
よくなっていることで、伝えた意志よりも仕上がりが更に良くなる。ということも。
図面の内容もかなり複雑なことを書いて(と言われるので、、そうなんでしょう笑)
いる上で、更にそれを超えることが起こる。
我々が、携わっているものづくりの現場はとてもローテクで、職人が積み重ねる手仕事が、
出来上がったモノの結果となります。
現場によく通う。名前を覚える。ということは単純なことですが、
こんな単純なことをきっかけに『現場の空気感』がいい方向に向かい、一体感が生まれ
仕上がりが、更に良くなっていく。
であれば、現場に通い声をかけコミュニケーションを取ることは、
それだけで大変に意義があることかなと思います。
こんなものづくりの現場を与えてくださる住まい手には、感謝しかございません。
改めて、一つ一つ丁寧に精進してまいります。
とはいえ、、
お気づきだとは、思いますが、、、、
単純に現場が好きなんですが。。笑
いつもありがとうございます。
長文お付き合いありがとうございました。
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