住まい手の想いに寄り添い
納得いく予算で
浮かび上がるカタチを磨き上げる


住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ植栽・外構計画

2023-06-17

自然素材と植栽の相性を考える Column 273

自然素材と植栽の相性を考える

自然素材と植栽の相性は良い!

(↑ここでは、外部仕上げのこと)

当たり前のことを言ってしまいました。。

植栽は、もともと山に生えていてそこから里に降りてきたもの。

木材も植栽とは『鶏と卵の関係』相性が悪いわけがない。

同じ里の出身同士なので、馴染みが良いんですね。

先週のコラムで、住まい計画は外部空間の見立てに始まり、

『オモテとウラ』の見立てと振り分けに進んでいく。

そして、オモテと定めた場所に暮らしを豊かなする『中間領域』があれば、

尚、良いのでは!とのコラムを書きました。

column 272『住まいと植栽』

 👆こちらをクリック

今日はさらに進んで、植栽と外壁、外構の素材との相性について考えていきたいと思います。

もう結論を書いてしまいましたが、、、。

同じ出身地『山』から出てきた

『植栽・木材・土』

これの相性が悪いわけはないんですね。

では、どう選べば良いのか。何を組み合わせれば相性かいいのか。

ココがナカナカ難しいポイントです。

コーディネートという言葉があります。

広辞苑によると、

「調整すること。。全体的な統一を考えること」とあります。

全体の調和、統一感、、。これが難しい。

例えば、このホワイトインテリア。

これは、色の方向性を統一しよう!という統一方法です。

素材ではなく、『色』写真中にはさまざまな素材があります。

木材・布地・金属・樹脂 そのすべてが『しろ』この統一の方法もありはあり。

しかし、好みの問題は一旦置いといて

これを続けていくのは、かなり骨が折れる。

そして、この無機質な空間が豊かか否か。。

やはり好みの話をしてしまいました。。

 

話を戻して、ここでおすすめしたい方法は、

ジャンルを揃える。

 

最初に書きましたが、『同じ里から出てきたもの同士』の組み合わせです。

例えば、杉板の外壁。

仕上げ方法は、焼き杉、塗装など色々とあります。

それと植栽を組み合わせる。

外壁の前に植えてみる。

板塀の植栽を組み合わせて植えてみる。

いずれも、馴染みが良い。

なぜ馴染みが良いか私なりの考えですが、

植栽は、常に一定の状態でなく、

春先芽吹き、薄緑の葉をつけ、夏には濃い緑に変化し秋に紅葉

して散っていく。

その変化のサイクルが、板もスピードは違えども、同じようにあるからではないかと思います。

植栽の成長、季節ごとの変化とスピードは違えど、経年で徐々に変化していく。

これが、『馴染む』ポイントかなと考えています。

板壁の塗装、焼き杉も、その素材そのものの色が、紫外線に当たることで、徐々に変化が進み

『シルバーグレー』に近づいていく。

そして、その先長い年月を経て最終的には『土』に帰っていく。

この帰る先が同じ。という点も馴染むポイントかと思います。

そして、色

これも重要なポイントです。

多彩と無彩という言い方で考えてみます。

ここで言う

多彩は色味が鮮やか。彩り豊かな色。

無彩は控えめな色味。彩は少ない目。

とします。

私は、

変化の多いものは・・・・・・多彩

変化の少ないものは・・・・・無彩

ボリュームの小さいものは・・多彩

ボリュームの大きいものは・・無彩

が良いと思っています。

なので

変化が大きく、敷地全体から見るとボリュームの小さい植栽は多彩

変化は少ないが、ボリュームの大きい建物・外壁は無彩

という具合です。

植栽は、季節ごとの変化また、花を咲かせる樹種もあります。

低木、下草類、園芸品種はなおさらその彩は豊か。

それが映えるには、位置的にはバックになる建物はある程度控えめな方がいい。

ボリュームは大きくても控えめな彩色で佇む建物に、

多彩な植栽が彩りを添える。

そんな感じです。

なので、外壁にあまり彩度の高いものは使いません。

焼き杉板はもともと炭色(黒)塗装の場合も、かなり濃いめの茶色か黒系

を塗装します。

塗り壁・塗装壁の場合、白を使うこともあります。

塗り上がりをみた感じは、かなり白く見えますが、

実は白色より、かなりアイボリーに振っています。

小さなサンプルで確認して、真っ白ではなくややアイボリーかなと思う程度の色は

大きな面に塗装すると確実に真っ白に見えます。

なので、外壁の色選定は必ず日中(できれば午前中)の薄曇りの時

外部で確認して決めることをお勧めします。

そして、結果として欲しい色味の少し濃いめ。←ここポイントです。

あまりの晴天で見ると、これまた色が飛びすぎます。

なので、雲がうっすら出ている程度の晴れの日。←これもポイントです。

少し話がそれましたが、

 

同じ里から出てきた 『土・木材・植栽』は

『鶏と卵の関係』であり、素材としての相性抜群。

 

かつ、その色味は、無彩と多彩を考慮する

ココがポイントですね。

ちなみに私は、焼き杉板と植栽(特に若葉)の相性が一番好みです。

 

 

長文お付き合いありがとうございました。

長押しタップでInstagramもぜひ👇

このコラムを読んだ人は、
こちらのコラムも読んでいます

無料相談会へのお申し込みは、お気軽に下記よりどうぞ!

お電話は月~土曜日AM9:00-PM8:00まで / メールは24時間いつでもどうぞ

  • お名前(必須)
  • ふりがな(必須)
  • メールアドレス(必須)
  • お電話番号(携帯可)

▲ページTOPへ