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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ住まいのエネルギー健康な暮らしと住環境自然環境・災害

2023-07-22

パッシブハウスにチャレンジ=前編= Column 277

パッシブハウスにチャレンジ!Vol.1

PASSIVE HOUSE

エコハウスを考える際、一度は耳にしたことがあるワードかと思います。

これは、住宅系フランチャイズの名称でも、

太陽に素直な設計をすれば、どの住まいにも名乗っても良い!

という名称ではありません。。

ドイツのパッシブハウス研究所が、規定する住まいの使用エネルギーの基準を定め、その性能基準を満たす住宅のことです。

その世界最高基準と言われる基準を満たす住まいに チャレンジする機会を頂きました。

チャレンジは、全ての住まいにチャンスがありますが、さまざまな条件が整わなければ、なかなか難しく、これまでも検討はするものの、

その高い基準にチャレンジすることが、著しく費用対効果に見合わない。

との理由から、何度も断念してきました。

それが今回は、周辺条件も良く、チャレンジできそう。

そんなチャンスに恵まれました。

とはいえ、ここからの認定を取得するまでの道のりが結構大変。

今、現在は仕様決定の大詰め!

認定基準クリアに向け精一杯頑張っていきます。

さて、

今現在日本は、『梅雨』昨日こちら大阪でも梅雨明けが宣言されました。

私が小学生の頃(約40年前)は、梅雨といえば、

雨がしとしと降り続き、少し肌寒く

図画工作の時間に、紫陽花とカタツムリを描いたものです。

そして、梅雨があければ、夏休み!1学期終わり!

海で泳いで、山でクワガタを取って、とにかく楽しい夏休み前の時間でした。

 

 

ところが、

『豪雨・洪水・冠水』

最近の梅雨の様子は一変しました。それはもうとても風情というようなものではなく、

災害』です。

これは地球温暖化が要因と考えて、間違いないかと思います。

そして、私たちの住まいも、この災害の一因となっています。

これは、地球温暖化の要因『温室効果ガス』の中でも、最も大きな要因として考えられる、CO2(二酸化炭素)の排出量を分野別に表したグラフです。

全国地球温暖化防止活動推進センターHPより👇click

建築分野・住宅分野での

化石燃料使用時に発生するCO2、はさまざまなCO2発生要因の中で

約15%を占めます。

なーんだ、15%か、ではないのです。

確かに、産業・運輸・業務部門の総量に比べると、割合こそ小さいものの、

我々一人ひとりの暮らしに密着する部分という他の業務の部分とは全く違う性質を持っています。

昔も『日射病・熱射病』と言われる暑さでダウンする症状はありました。

ただ、当時は、水を飲んで木陰で休憩すれば、大事には至らず、復活。

という程度だったと記憶しています。しかし、現在は、

熱中症危険アラートが環境省から

最新はclick👆

随時発表されています。

これは、『暑い』と思ったら、迷わずエアコンを使うなど、『我慢』しないでください。

『我慢は危険です。命に関わります』こう呼びかけています。

日本人の美徳とされていた、『質素・倹約』が命を危険にさらす可能性がある。ということです。

そんな気候状況になってしまいました。そして、今後もこのまま過ごせば、さらに危険な状況になる。

今、世界では、

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
第6次統合評価報告書(AR6)

『人間の社会活動が、地球温暖化の要因であることに疑う余地がない』

と規定されています。

そんな中、私たちは何ができるか。

私たちは、住まいを作っています。既存の建物を改修したり、新築したり。

その新たに生み出される住まいを可能な限りエネルギー使用量を抑えた住まいにする必要があります。

産業革命以降、急激に上昇した地球の温度をこれ以上上昇させないために、必須の取り組みです。

では、どこまで発生するエネルギー量を小さくすれば良いのか。

国の基準・民間基準、さまざまな基準がありますが、今回チャレンジするのは、その中の一つ

パッシブハウスという基準になります。

さかのぼれば、

私のエコハウスとの出会いは、何度かコラムにも書きましたが、

2011年の東日本大震災になります。当時設計していた住まいの安全性・健康に暮らせる住まいか。

という疑問を解消するために独学で勉強し始め、

その中で2014年に『パッシブハウス』に出会いました。

当時、のパッシブハウスの私の印象は、

『寒いエリアでいかに暖房費を抑え室温を一定にできるか。』

そのための断熱性能を高めた住まい。

この程度の認識でした。

独学の期間を経て、正式にパッシブハウスジャパンに参加して、もうすぐ10年になります。

パッシブハウスジャパンでは、パッシブハウスをこう規定しています。

言い得て妙で、

住まいに求めるものはさまざまで、

・とにかく省エネであれば良い!という方

・だけど、美しい住まいであってほしいというご意見。

・地震に対する備えは、まず外せない!

さまざまです。 

まずは、『安全に安心して暮らせる場所』

その上で、『健康に暮らせること』

そして、住まう空間が

『美しく、良い四季の変化が感じられること』

それが、Eeeworksが考える

『豊かな暮らしのうつわ』

です。

そのために断熱性を高め、室温が気候に左右されることのない空間

そして、その室温を保つために使うエネルギーが少ないこと。

その使用するエネルギー量・気密性など、厳しい燃費の基準を乗り越えた住まい

それが、パッシブハウスです。

では、その基準に向かって、どのような取り組みをしているか、

ですが、、

前段が長くなり過ぎました。。汗

取り組みのお話、というよりも奮闘記に近い(笑)お話は、

また来週!

 

長文お付き合いありがとうございました。

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