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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ

2019-10-08

防災はテント泊がヒントになる。Column253

テン泊と防災

突飛押しもないタイトルですが、一般的な山行シーズン終盤に立て続けに

『台風』・・

関西から、岐阜・長野・富山・山梨のアルプス方面への山行は遠距離で、関東地方からの山行に比べ、前後で余計に1日必要になります。

なのに、狙いすまして、週末に台風。 

台風の頻発、大型化は『地球温暖化』に起因するところが大きく、

もちろん住まいの備えを万全にしておくことは、とても大切なわけですが、

今日はその切り口ではなく、台風情報を見ている中で、

『テン泊が防災』に大きなヒントになると思ったので、ちょっとまとめてみます。

 

まず、私が言う『テン泊』は、登山後の宿泊先として山小屋ではなく、『テントで泊まる』

と言うことです。

オートキャンプもテント泊はありますが、これはまた別です。

登山道が整備されている山には、およそ

『山小屋』が夏シーズンを中心に開かれています。

一般的には、この6月頃から10月頃までのシーズン中に登山を楽しみ山小屋に泊まります。

 

このシーズン以外の山小屋の閉まった後のいわゆる『雪山登山』

かなりのツワモノコースで、一般の登山者は、

なかなか行けるものではありません。

(もちろん山によります。)

 

なので、その一般のちょっと上くらいだと思います。

夏シーズンのテン泊は。

 

『山で起こることは、全て自己責任』

これは、山に行く人なら誰でも知っていて、

そして、私もいろんな経験から、実感しています。

 

捻挫・骨折・水が切れ、寂しぃー。

これ全て自分で処理しなければなりません。

基本、スマホも通じません!

 

そして、この潔さが山魅力の一つだと思っています。

 

山を奥に進むにつれ、人工的な音がどんどん消え、『無音』に近い環境になってくると

なんとも言えない

『幸福感というか充実感』

があります。私は、これがとても好きです。

さて、計画では、

山に入って安全に降りてくるまでの行程をシミュレーションし、それに必要な、

        『衣=着替え』

        『食=水・食事・行動食』

        『住=テント』

              を全て、自分で背負って山に入ります。

当然、充実装備にすればするほど、その重量は”どんどん”増えていきます。

やってる人は、結構皆言いますが、

「絞ったつもりがなぜこんなに重い??。。』

 

ちょっとアレコレ増やしただけで、ズッシリ重くなります。

例えば、3泊をテントで泊まるとして、水も食料も入れると、

ザッと20kg弱

20kgを背負って、グラグラする石や砂利の上を長い時は8時間も歩きます。

 

 

正直、『捨てたいわ~』と思うこともあります。

なので、

 

持って行く物は、たとえ100gでも軽く。

兼用できるものは、なるべく兼用。

速乾の衣類で、着替えは最小限。

帽子サングラス必須、日焼けは体力を消耗する。

高カロリーの行動食を少量持って、エネルギーチャージ。

などなど、その上で、

楽しみのコーヒーやら、山メシやらも持っていきます。

どうでしょうか。

 

これ、『足るを知る』ことだと思ったのですが、いかがでしょうか。

住まいの計画とリンクしませんか。

 

必要最小限・最軽量のものを予算の範囲で厳選して、兼用と工夫でものを減らす。

山では、日射をきっちり防ぎ なるべく体力を温存できる足運びとスピードで歩く。

 

これは、住まいに言い換えると、

 

安全・安心が確保できた、暮らし・楽しみに必要な空間を、予算の範囲内で、実現する。

外部環境に左右されないよう、日射の取得と遮蔽をコントロールして、

なるべく少ないエネルギーで暮らせるような器を作る。

その中で、暮らしを存分に楽しむ。

 

こんな感じでしょうか。

山に持ち込むものは、

シンプル IS ベスト 

住まいも、この考えでまとめれば、無駄な物が少なく、スッキリした暮らしになる

そして、山行道具は、即戦力として防災グッズになります。

なので、この収納スペースだけは、

別腹で。。。。

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