住まい手の想いに寄り添い
納得いく予算で
浮かび上がるカタチを磨き上げる


住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境

2020-12-22

完成 茨木の家 Column262

20201031 茨木の家 完成 

10月31日 大阪府茨木市で施工の木又工務店(四條畷)とチームを組み
進めておりました 茨木の家が完成しました。 

都心部から、少し離れた昭和に造成された住宅地で
施主様ご家族の同居に伴う、 2世帯住宅への建て替え計画です。

計画地は 東に3階建ての集合住宅、西も3階建て、南は前面道路を挟んで住宅群
取り込みたい景観というよりも、プライバシーの確保の方が気になる 一般的な住宅地です。

住まい手との当初の話し合いで決まった一番大きなテーマは、

『市街地でいかに開放的に暮らすか!』

一般的な住宅地でも、リビングからつながるデッキ空間や、中間領域を周囲を理由に諦めない!それが計画のスタートでした。

私たちの提案は、色々と考慮した結果 

中庭型

となりの窓がこちらを向く両サイドは全く窓を設けず、その代わり建物の中心に設けた中庭に向けて部屋を解放しよう!というものです。

実際お隣さんは東西共こちらに向かって大きな開口があり、こちらが開口を設けたとしても、年中カーテンが閉まったままになることは、ほぼ間違いない。

 

どこに設けても1窓は1窓。

であれば、常に開放できる有効な場所に窓を設け、緑が見えたり外と触れ合える方がいいよね。
と思いませんか?

 

南面は日射取得のため大きな開口を設けましたが、その窓もプライバシー確保用のカーテンは必要ない様、空だけが切り取れるよう高さを考えて配置しています。

しかし、、電柱・電線はどうしてもカットできず、、

本当に残念です。。

 

現場スタートの時期がちょうどコロナ禍の入り口で、社会的には自宅でリモートワークとなった方が多かった時期だと思います。

住まいで過ごす時間が増え、今まで見えていなかった住まいの

『本当の居心地』

が見えてしまったことで驚き、

『これはまずい!』

『住まいの居心地』に大きな関心が集まってきています。

 

リビングが住まいの中心で各部屋が廊下で繋がり、外との関わりがない従来型の部屋割りは
居心地的にはON/OFFスイッチのように、両極端で
差し向かうか個室に引きこもるか 正にON/OFFで 気持ちの逃げ道はなく

 

さすがに、息が詰まりそうですよね。

 

一方茨木の家の計画は
中庭の周りに小さな寄り道空間の様な居場所を作った計画で、家族が同じ屋根の下にいながらも、中庭に面したそれぞれ好きな場所で自分の時間を過ごすことができます。

中庭を作り、そこに向き合うよう設置した窓からは季節ごとに色づくアオダモの葉と年中小さな葉をつけるハイノキの葉が
部屋に居ながら景色として感じられます。


その適度な開放感がステイホーム中でも『気持ちの抜け感』を生む効果があるのではと思います。

焚き火を眺めるように揺れる葉を眺めるのは

飽きないものです。

 

中庭に向かって開いた窓が常に魅力的であり続けるためには、

その窓が暑くなく寒くないこと。

カーテンを閉めなくても部屋同士が差し向かわず、ある程度のプライバシーが確保されていること。

これは、とてもだいじです。

いくら魅力を語っても、暑く寒い窓の前では、周囲からの目線にさらされる様な場所では

それはリスクでしかなく、
すぐに分厚いカーテンが閉められてしまう。

そうならないよう、トリプルガラスの窓で暑さ寒さを遮り、プライバシーの面では部屋の配置を検討し植栽を設け適度に目線をさえぎることも大切です。

中庭を住まいの中心に配置したことによって、中庭が各部屋の続き空間として取り込まれ
葉っぱが風に揺れる様が各部屋の癒しのある中間領域として活きています。

 

窓の先の空間の充実度をあげる。

それには窓の先の景色の整理も必要ですが、その窓が常に開いていれるよう、プライバシーの確保、そして暑くなく寒くないしっかり性能の担保された窓であることがとても大事です。

住まい手の『居心地のいい空間』を作るには、『設計・計画を練る』ことがとても大事です。
同時に器としての建物の温熱的性能が高いこと、耐震性が高いことがベースに必要です。

そして、それが絵に描いた餅とならないよう施工がとても重要です。

今回の住まいは高い施工力を持った

木又工務店 木又棟梁 江頭現場棟梁を始め四條畷大工衆の力強い後押しによって

無事完成しました。

器は出来ました。これからが本当の住まい手とのお付き合いです。

どうぞ、末長く宜しく御願い申し上げます。

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