住まい手の想いに寄り添い
納得いく予算で
浮かび上がるカタチを磨き上げる


住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ

2022-10-29

完成 大宮の家 Column263

大宮の家 

1年点検のご案内がそろそろと言うこの時期の実績アップとなってしまいました。。

 

茨木の家の竣工と同時期に始まった大宮の家の新築工事

間も無く、1年点検となります。

初めてお主人さんとお会いした時は、まだ、住宅系YouTubeも創世記という時期で、

いろいろなメディアの中から私たちを発見くださり、お声かけいただいたことがきっかけで

ご縁がスタートとなりました。

 

まだ敷地検討中という頃からご相談いただいておりましたが、

間も無く大阪市内の住宅地で敷地確定し、計画が本格的にスタートしました。

 

敷地は大阪市内の住宅地。

北側接道、東隣2階建、南隣2階建、西隣3階建で、道路向かいは、3階建がずらりと並ぶ立地です。

『さて、南側から日射をどう取るか』敷地を訪れた時の第一印象でした。

北道路以外の3方をぐるりと建物が囲み南面といえど1階部分への直接の日当たりは望めない。

 

一般的にその様な与条件の場合そのマイナスポイントを

クリアしきれなかったことの言い換えとして

『やむを得ない』

と言ってしまうこともあるでしょう。

しかしどんな素材も調理次第で、、と同じく、敷地もその特性をうまく引き出し、

プランと組み合わせることは可能ですし、それこそ我々の仕事!

(残念ながら何をどうしても難しい敷地もあります。。)

 

その敷地の特性を良い方にとらえ、その敷地のポテンシャルを最大化するのも

我々設計者が最もその力量を試され、求められるところかと思います。

正直、こういう敷地は闘志が湧きます!

まずは、敷地の

『オモテ』と『ウラ』の確認です。

敷地の確認は周辺の建物の状況を見ています。

・冬至と夏至の日射をアプリを使って確認。

・近い将来建て替わる可能性・時期はどうか。

・隣の建物の窓の位置、排気口の位置の確認。

 ・雨水の排水の状況

・エリアの”常識”ゴミ出しのルール

・家前の花壇の手入れ具合など。

 

などなど。

建物完成後の暮らしをイメージしながら周りとの関係を見ていきます。

『オモテ・ウラ』の調査結果

南面の日射をどう取るか問題が一番苦心しましたが、

南面の隣の建物の上空。ここは何の阻害もなく、開いても青空が見え

日射が望める。ということで、

『オモテ』

 

東・西はお隣さんが、手を伸ばせば届く距離で開いても、メリットはほぼなさそうということで

『ウラ』

北面は

建物正面ということで、『オモテ・ウラ』関係なく、意匠面。

 

という見立てでした。

 

また、

周囲の建物は近い将来建て変わることを前提に考え、近隣状況から3階建ての可能性は十分考えられる為、日射シミュレーション上の周辺建物は、3階建として計画をスタートさせました。

 

東西は窓を設けても日射は望めず、また南面も1階は同様の可能性があったため、1階をガレージ、ほか日射を特に必要のない空間を集め、2階にリビングを持ってくる方が、うまくいきそうだなとイメージして、前面の立面全体のボリュームを決めていきます。

2階の屋根の形状が日射を直接取る『キモ』の部分のため、上屋根部分を大きく持ち上げ下屋根との隙間を大きくしその部分に開口を設ける『差し掛け屋根』とし

そこから日射を取る計画としていました。

これで2階部分にどこからも視線の入らない、大きな開口と日射が取れる窓ができました。

窓の位置は、窓の下の高さが隣の2階建の屋根部分なので、今後3階、が建っても、その効果は全く影響ないことを確認しています。打ち合わせの中で、4階建でもまだ大丈夫。

5階建、以上の場合は、なかなか難しい、、、、。ことを住まい手と確認し、

大枠の形が決まりました。

 

準防火地域のため、耐火に関する規定も多く、何度かプランを調整しながら、

最終の形に落ち着きました。

 

途中、住まい手と大小様々な”山”を乗り越えながら、プラン確定まで辿り着いた感じでした。

打ち合わせの中でこの『山を乗り越える』場面はよくありますが、これを経験することで、

プランは鍛えられ、良いものになっていく感覚があります。

現場は、今回も茨城の家に続き 

四條畷大工衆 木又工務店

前回に続き江頭棟梁のチームです。

また、今回は、

木製断熱材シュタイコ(池田Co.)

を屋根、壁に使用しての断熱計画となりました。

木製断熱材は、熱容量が他の断熱材に比べ大きく、断熱材の中に熱を大量に溜め込めるため、

特に夏場威力を発揮します。

通常、壁に比べて、日射量が約3倍と圧倒的に日射量(熱)が多い屋根の断熱を

重視した計画としますが、

 

特に今回の計画は、直接日射が当たる面が、ほぼ屋根ということもあり、

屋根断熱が重要な計画です。

 

熱容量の大きな『シュタイコ』実測データも取りますのでその結果も楽しみです。

2階の空に向かって伸びる天井が、特徴の計画。

天井面は、サワラの柾目板(今では希少でなかなかお目にかかれない)を木又さんが、

大人づかいしてくれたおかげで、とても上品ないい天井になりました。

 

都会の住宅地で、3階建ての多い中、2階建てとし、通常日射どう取るのか?

というエリアですが、

敷地の見立て、敷地の特徴を最大限引き出すことができれば、

窓にカーテンもかけることなく、伸びやかな空間ができます。

隣地の外壁に手が届きそうなエリアですが、

この様に窓の外にさらに目線よけの板張りとすることで、あたかも

窓外に植栽が地面から生えている様な計画も可能です。

 

全ては、『諦めず、無ければ作る』の精神を再認識できた計画でした。

住まい手さま、実績アップ 大変お待たせしました。

 

間も無く、1年点検お伺いいたします。

 

長文お付き合いありがとうございました。

長押しタップでInstagramもぜひ👇

このコラムを読んだ人は、
こちらのコラムも読んでいます

無料相談会へのお申し込みは、お気軽に下記よりどうぞ!

お電話は月~土曜日AM9:00-PM8:00まで / メールは24時間いつでもどうぞ

  • お名前(必須)
  • ふりがな(必須)
  • メールアドレス(必須)
  • お電話番号(携帯可)

▲ページTOPへ