住まい手の想いに寄り添い
納得いく予算で
浮かび上がるカタチを磨き上げる


住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに植栽・外構計画

2025-06-14

箕面の家 一年点検 Column374

箕面の家 一年点検

早いもので、引き渡し後一年。箕面の家の一年点検に行ってきました。

Eee worksでは 基本的にお引き渡し後概ね半年で最初の点検そして一年点検と

お引き渡し後1年間で2回の点検に伺っています。

(と言っておきながら、時期がずれていたらすみません、、)

お引き渡し後半年の点検は、主に使い始めた窓や建具。設備機器などの使い勝手の再確認や、

初めて設備機器がフル稼働し始めること 暮らしに伴う温湿度の変化による

木材の収縮など、初期のエラーというか、変化というか、その確認のために行なっています。

特に無垢材は、十分乾燥した材料でも 置き場と環境の違う現場に設置した

のち日当たりや湿度の変化により若干の動きがあることは、想定しています。

その動き・変化が想定内か否かの確認、もし想定以上に変化していたら対応。

といったことを目的としています。

これは、施工していただいた木又工務店木又さんとも最近よく話すことですが、

高気密高断熱な住まいでは、温湿度変化が少ないことが要因と考えられるのか、

木の収縮が非常に少なく、木材と壁の合わせ目が空く『チリ切れ』という現象が

非常に少ない印象です。

おそらく、温湿度変化が少ないことで、木が居心地が良いのか。おとなしくしてくれています。

最も、そもそもの木材の見立て、乾燥、製材、施工が無垢材の特性を十二分に理解している

ことは、大前提です。

ホントこれ、真理で無垢材はどんなに素直な木材でも、やはり木繊維の塊

その繊維がこの先どの方向に収縮するのか。この見立てを間違うと

施工当初は綺麗に収まった木材が、繊維の収縮により反り、曲がりが出て

隙間が出たり、段差やきしみ音が発生します。

その変化を嫌って、無垢材を毛嫌いする施工者もいるほどです。

その点は、本当に良き理解しておられて、常に私も学ばせてもらっています。

 

 

そして、もう一つ!

半年・一年で変化・結果が出るものが

『植栽』

全く違う場所からこの住まいにやってきた植栽たち

気温・湿度・日射など生育に影響のある条件がまるっきり変わってしまいます。

その変わった環境で、うまく根付いてくれるためには、これまた一手間必要です。

時期・植え方・管理 この点は今回は割愛しますが、やはり奥深いものがあります。

箕面の家の植栽たちは、実は当初根付きがあまりうまくいかなくて、冬の休眠期に

大きく手を入れました。

植栽が休んでいる時期に根周りの環境を大きく改善しました。

この春の芽吹きの時期が勝負だったわけですが

見事に復活してくれました。

 

ただ、最近は植栽にとっては暑すぎる夏が1番の正念場ですが、ひとまず一安心です。

春の芽吹きは問題なかったらしいのですが、1本だけ最近急に具合が悪くなった木があり、

それは継続して対応しながら様子見という状況です。 

やはり難しいものです。

 

 

いずれにしても、建てて終わり。植えたら終わり。ではなく

お引き渡ししてから本当のお付き合いが始まると点検にお伺いするたび、毎回思います。

引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

長文お付き合いありがとうございました。

長押しタップでInstagramもぜひ👇

このコラムを読んだ人は、
こちらのコラムも読んでいます

無料相談会へのお申し込みは、お気軽に下記よりどうぞ!

お電話は月~土曜日AM9:00-PM8:00まで / メールは24時間いつでもどうぞ

  • お名前(必須)
  • ふりがな(必須)
  • メールアドレス(必須)
  • お電話番号(携帯可)

▲ページTOPへ