住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
NE-ST基準の真実を考える!@鳥取県
昨年11月のジャパンホームショーで鳥取県住宅政策課の槇原章二さんとの出会いから
7月25日 鳥取県で『NE-ST基準の真実を考える』 と題して鳥取県の認定事業者の方に
向けてお話しさせていただく機会をいただきました。
ありがとうございます。Click☝️
NE-ST・Re NE-STとは鳥取県が独自に
『とっとり健康省エネ住宅』を旗印に新築・改修される住まいを高性能エコハウスに誘導
するため推奨基準を設定し基準クリア建物に助成を行っている全国で注目の取り組みです。
NT-ST基準の話は、上の工務店未来塾 その2のコラム ご覧ください☝️
本年4月より、国内では断熱基準は断熱等級4が義務化されました。
断熱基準が、義務化!と聞くと随分これまでに比べ日本の住まいも暖かくなる!と思いますが、
残念ながらそうではなく、おそらく いま市中で新築されている住宅は、
正確に計算すればこの基準は仕様変更なくともクリアするレベルだと思います。。。残念です。
お気づきの通り 国の基準は、断熱も耐震も最低基準を定めているに過ぎず、
この義務化された基準クリアで、健康に安全に暮らせる!という基準にはなっていません。
ちなみに、
私たちEee worksの標準仕様は、
断熱等級6以上 PLANによって等級7
耐震等級は許容応力度計算を行い
耐震等級3耐風等級2を標準仕様
としています。
NE-STの基準も
基準をT-G1、T-G2、T-G3と設定し T-G2を推奨基準としています。
T-G2とは、HEAT 20の6地域のG2と同じで断熱等級6と同等です。
Eee worksも基準をG2としていて、この点は同じです。
では、この推奨するT-G2(G2)をクリアすると どう変化するのか?
HEAT20の家pageより抜粋
基準では、冬場一定時間暖房を使用し、その後無暖房状態となった場合最低温度が
13度を下回らない程度の断熱性能となっています。
これは例えば冬場、就寝前まで稼働していた暖房を切って、朝の室温が13度を下回らない。
と考えていただければ近いかと思います。
これが、無断熱住宅の場合だと全く違い、暖房OFFと共に一気に室温は低下し、
寝入る頃には、吐く息が白くなることもあり、分厚い布団に首までしっかり埋まる様に寝ます。
翌朝の台所はほぼ外気温温。場合によっては、一桁台。。30分くらいファンヒーターを
稼働させて、ようやく朝ごはんの準備ができる。ということが起こっていると思います。
(私は、建て替え前の実家で体感していました。)
G2クラス以上の住まいではそんなことはなく、夜間暖房OFFでも13度を下回らず
朝ためらう事なく起き上がれる。 そんな断熱性能になります。
冬の寒い脱衣室もなくなり、ヒートショックの心配もなくゆったり身支度していただける。
お風呂上がりのお手入れも洗面所でゆったりと、今までの冬の苦痛が改善されます。
鳥取県では、事業者認定制度を導入しその認定事業者を通じ建築された基準クリアの住まいに
補助行うという取り組みをしています。
これまでの住まいの使用に比べ、費用がかかることは事実。その部分を県が補助することで
鳥取県内で新築・改修される住まいを健康で安心できる住まいにする!という意気込みが
伝わってきます。
認定事業者は、県の技術研修を受講し、考査に合格した技術者が所属する事業者となる。
そのいわばプロ相手に今回はお話しさせていただきますが、
テーマの『NE-ST基準の真実を考える』ですが
鳥取県は今後NE-ST Re NE-STの推進により確実に性能レベルが上がります。
その高い性能が一般的になった後
『高い性能』はどの様な意味に変化するか。
その『高い性能』をどう使っていくのか。
そんな話をさせていただく予定です。
このコラムをお読みいただいている方は、すでに何度も見聞きされていると思いますが、
私は、『高い性能』をゴールと考えていません。
あくまで 性能は手段です
その手段を使い性能をクリアした先、何を目指すのか。
そしてその基準を『手段』とすることでどの様な空間が環境的ストレスなく実現できるのか
といういつもの取り組みをまとめてお話しできればと思っています。
実務者の皆様なので、仕様の詳細図なども交えてちょっとマニアックな部分も盛り込みながら
これから、パワポまとめて準備にかかりたいと思います。
鳥取県の皆様 初めまして Eee works日下です。
25日楽しみに伺いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
長文お付き合いありがとうございました。
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